けんしき‐ば・る【見識張る】
[動ラ五(四)]いかにも見識があるように振る舞う。また、気位の高い態度をとる。見識ぶる。「—・って口をはさむ」
けんしき‐ぶ・る【見識ぶる】
[動ラ五(四)]「見識張る」に同じ。「—・った言い方」
けん‐しょう【見性】
[名](スル)仏語。自己に本来備わっている本性を見究めること。禅宗の用語。「私が三年前夢中になって坐って—した所なのです」〈森田草平・煤煙〉
けん‐しょう【見証】
「けんぞ(見証)」に同じ。「双六(すぐろく)を打ち合ひけり…傍らに—する者ども」〈今昔・一六・三七〉
けんしょう‐じょうぶつ【見性成仏】
見性によって悟りを得ること。見性悟道。
けん‐しん【見真】
仏語。智慧(ちえ)によって真理を見きわめること。
けん‐しん【見神】
霊感によって神の本体を感知すること。神霊の働きを感知すること。
けんしん‐ろん【見神論】
神と人間とが一体となれば、霊感によって神を見ることができるという説。綱島梁川(つなしまりょうせん)が、その著「病間録」で主張したもの。
けん‐じゃ【見者】
《「けんしゃ」とも》見る人。見物人。
けん‐じょ【見所】
《「けんしょ」とも》 1 見物席。観客席。また、見物人。主に能楽でいう。 2 芸の上で悟りえたところ。芸のみどころ。「目利きの見出だす—にあるべし」〈花鏡〉 3 見地。立場。「親句、疎句の—をは...