き‐く【規矩】
1 コンパスとさしがね。転じて、寸法や形。 2 考えや行動の規準とするもの。手本。規則。「詩歌といい、舞踏といい、皆それぞれに—をそなえて」〈逍遥・小説神髄〉 3 「規矩術」の略。
きく‐じゅつ【規矩術】
さしがねを用いて、建物の垂木(たるき)などの構造部の実形を立体幾何学的に求め、直接木材に作図する方法。規矩法。
きく‐じゅんじょう【規矩準縄】
《「孟子」離婁上から。「準」は平をはかるみずもり、「縄」は直をはかるすみなわ》物事・行動の規準になるもの。法則。規則。手本。
き‐しき【規式】
定まった作法・方式。きまり。
き‐しん【規箴】
いましめ。いさめ。
き‐じゅん【規準】
思考・行為などの際、のっとるべきよりどころ。規範となる標準。「判断の—」
き・す【規す】
[動サ変]決まる。「列国の交際始て道理を以て相い—・するを得べし」〈竜渓・経国美談〉
き‐せい【規制】
[名](スル) 1 従うべききまり。規定。 2 規則に従って物事を制限すること。「集団行動を—する」「交通—」
き‐せい【規整】
[名](スル)規律を立てて物事を正しくととのえること。「風紀を—する」
き‐せい【規正】
[名](スル)規則に従って、悪い点を正し改めること。「不均衡を—する」「政治資金—法」