しょう‐ぜん【悚然/竦然】
[ト・タル][文][形動タリ]ひどく恐れるさま。ぞっとしてすくむさま。「—として立ちすくむ」「此の暁の眺矚(ながめ)に撲(うた)れて、覚えず—たる者ありき」〈紅葉・金色夜叉〉
しょうもつ‐がき【抄物書(き)】
1 仏書などで、漢字の字画を省略して書いたもの。「菩薩(ぼさつ)」を「𦬇」、「醍醐(だいご)」を「酉酉」、「縁覚(覺)」を「ヨヨ」とする類。省文(せいぶん)。 2 心覚え。速記などのための記録書...
しょしん‐しゃ【初心者】
その道に入ったばかりで、まだ未熟な者。習い始め、あるいは覚えたての人。
書(しょ)は以(もっ)て姓名(せいめい)を記(き)するに足(た)るのみ
《「史記」項羽本紀から》字を書くことは、自分の姓名が書ける程度で十分であり、それ以上深く学ぶ必要はない。学問を学ぶより兵法を覚えるほうが英雄になる道であるということ。
しらぬ‐よ【知らぬ世】
[連語] 1 過去。昔。「—の夢の行くへも尋ねみん物いひかはせ軒の橘」〈藤川五百首〉 2 死んだのちの世。来世。「—の深き煙(けぶり)も晴れぬらん雲ゐる寺を出づる光に」〈夫木・三四〉 3 見知ら...
しり‐お・く【知り置く】
[動カ五(四)]知って覚えておく。了承しておく。「よろしくお—・きください」
し・る【知る】
[動ラ五(四)] 1 物事の存在・発生などを確かにそうだと認める。認識する。「おのれの非を—・る」「ニュースで事件を—・った」 2 気づく。感じとる。「昨夜の地震は—・らなかった」「—・らずに...
しるし【印/標/証】
1 他と紛れないための心覚えや、他人に合図するために、形や色などで表したもの。目じるし。「非常口の—」「持ち物に—をつける」 2 抽象的なものを表すための具体的な形。 ㋐ある概念を象徴するもの。...
しる・す【記す/誌す/識す】
[動サ五(四)] 1 文字や文章などを書きつける。書きとめる。記録する。「氏名を—・す」「感想を—・す」 2 記憶にしっかりとどめる。忘れないようによく覚えておく。「今日の喜びを胸に—・す」 →...
紳(しん)に書(しょ)す
忘れないように紳の末端に書いておく。転じて、よく覚えておき、常に手本とする。