おび・える【怯える/脅える】
[動ア下一][文]おび・ゆ[ヤ下二] 1 怖がってびくびくする。「飛行機の爆音に—・えて子供が泣く」「不安に—・える」 2 悪夢にうなされて目を覚ます。「物におそはるる心地して、やと—・ゆれど」...
お‐めざ
《「おめざめ」の略》目を覚ますことの幼児語。また、子供が目覚めたときに与える菓子など。
かく‐せい【覚醒】
[名](スル) 1 目を覚ますこと。目が覚めること。「昏睡状態から—する」 2 迷いからさめ、過ちに気づくこと。「魔境から今漸く—した人のような眼を放って」〈漱石・明暗〉
かん‐き【喚起】
[名](スル)呼び起こすこと。呼び覚ますこと。「注意を—する」「世論を—する」
ね‐ざ・む【寝覚む】
[動マ下二]眠りから覚める。目を覚ます。「はかなくて君にわかれし後よりは—・めぬ夜なくものぞ悲しき」〈夜の寝覚・一〉
ねむけ‐ざまし【眠気覚まし】
眠気を覚ますこと。また、その方法。「—にコーヒーを飲む」
め‐ざまし【目覚まし】
《「めさまし」とも》 1 目を覚ますこと。また、目を覚まさせるもの。眠気ざまし。「—に濃いお茶を飲む」 2 目を覚ましたとき子供に与える菓子の類。おめざ。 3 「目覚まし時計」の略。「—を掛け忘れる」
よ‐ざと【夜聡】
[形動ナリ]夜、ちょっとした物音にもすぐ目を覚ますさま。「表をよう閉めて、—に寝や」〈浄・今宮の心中〉
よ‐ざと・い【夜聡い】
[形][文]よざと・し[ク] 1 夜、目を覚ましやすい。めざとい。「人一倍—・く、些細な故障にも直ぐ眼を覚ますたちであるのに」〈谷崎・細雪〉 2 夜間に十分に気をつけるさま。「—・ウゴザレ」〈日葡〉
落月(らくげつ)屋梁(おくりょう)の想(おも)い
《杜甫「夢李白」から》李白の夢を見て目を覚ますと、家の端に落ちかかる月に李白の面影を見たという詩の一節で、友を思う心をいう。