くさめいきゅう【草迷宮】
泉鏡花の小説。明治41年(1908)刊行。死んだ母親の面影を求めて旅をする青年の彷徨を描く。
くじゃくのみち【孔雀の道】
陳舜臣の長編推理小説。昭和44年(1969)刊。神戸を舞台に、日英混血の女性が自身の親の過去をひもといていく。著者は本作と「玉嶺よふたたび」で第23回日本推理作家協会賞を受賞。
くまさか‐ごころ【熊坂心】
《熊坂長範のような心の意》盗賊の心。盗み心。どろぼう根性。「親のたくはへに—をおこし」〈仮・東海道名所記・一〉
けい‐さく【警策】
1 馬を走らせるために打つむち。また、馬をむち打つこと。 2 注意・自覚を呼びおこすこと。「母親の言ったのが、ぐっと—になって寝像(ねぞう)頗るおとなしく」〈紅葉・二人女房〉 3 文章中で、その...
けいやく‐おや【契約親】
親の年まわりがよくないことや子供のからだが弱いことなどの悪条件を断ち切るまじないとして立てる仮親。替え親。
けってい‐ぎ【決定木】
ある対象や課題を分類・予測・判定するための条件分岐のアルゴリズムを図式化した、木構造のグラフ。意思決定や戦略立案のほか、機械学習やデータマイニングの分野で用いられる。ある要素(親ノード)を起点と...
け‐わい
《「気(け)這(は)ひ」の意。「気配」の字を当てて現代では「けはい」という》 1 漠然と感じられる物事のようす。雰囲気。特に、音・声・においなどによって感じられる物事のようす。また、その音やにお...
けん‐い【権威】
1 他の者を服従させる威力。「行政の—が失墜する」「親の—を示す」 2 ある分野において優れたものとして信頼されていること。その分野で、知識や技術が抜きんでて優れていると一般に認められていること...
けんけん‐ふくよう【拳拳服膺】
[名](スル)《「礼記」中庸から。「服膺」は胸につけて離さない意》心に銘記し、常に忘れないでいること。「父親のその遺言を—し」〈梅崎・砂時計〉
けん‐せい【顕性】
同時に発現することのない対立形質をもつ両親の交配により、雑種第一代に現れる形質。ドミナント。⇔潜性。 [補説]かつては「優性」と称した。→優性[補説]