さいぼうしつ‐いでん【細胞質遺伝】
細胞質に存在する遺伝因子(核外遺伝子)によって、親の形質が子に伝わること。母性遺伝の一つ。受精の際に精子の細胞質はほとんど失われるため、母親の形質だけが遺伝する。原因となる遺伝子は、細胞核ではな...
さだめ【定め】
1 物事を決めること。取り決め。決定。「親の—に従って結婚する」 2 規則。おきて。「村の—に従う」 3 運命。宿命。「人には人それぞれの—がある」 4 安定していること。不変であること。「—の...
さっかいき【薩戒記】
室町時代の公卿中山定親の日記。応永25年(1418)から嘉吉3年(1443)までの日記と、永享元年(1429)までの目録・部類記などからなる。室町中期の政治・経済史を知る重要史料。
さと‐ながれ【里流れ】
里子がそのまま里親の子となること。また、その子。
さるかに‐かっせん【猿蟹合戦】
日本の昔話。柿をめぐって猿に欺かれて殺されたカニの子が、臼(うす)・杵(きね)・ハチ・クリなどの助力を得て親の恨みを晴らす。
さんかいき【山槐記】
《「山槐」は中山右大臣の意》平安末期の公卿中山忠親の日記。仁平元年(1151)から建久5年(1194)に至る源平抗争期の記録。
さんぷ‐の‐よう【三釜の養】
《「荘子」寓言から。1釜は6斗4升にあたる》わずかな給料の中から親に孝養を尽くすこと。曽子(そうし)が、親の存命中は3釜の俸禄でも孝養を尽くせたので心楽しかったが、のちに3000鍾(1鍾は1釜の...
しけん‐よういくきかん【試験養育期間】
特別養子縁組で、養親の適格性や養子との相性を事前に確認するために設けられている期間。 [補説]民法により6か月以上と規定され、家庭裁判所は、その間の監護の状況を考慮して縁組許可の審判を行う。
し‐しつ【資質】
生まれつきの性質や才能。資性。天性。「両親の—を受け継ぐ」「—に恵まれる」
し‐たい【死胎】
母親の胎内で死んだ子。