きみ‐な【公名/君名/卿名】
天台宗などで、新しく僧となる前の貴族の子息を、父親の官職名などにより、大蔵卿(おおくらきょう)・治部(じぶ)卿・大納言などと呼んだこと。また、その呼び名。
きゅう【舅】
[音]キュウ(キウ)(漢) [訓]しゅうと 1 おじ。母親の兄弟。「舅父」 2 しゅうと。「舅姑(きゅうこ)/外舅」
きょう【孝】
1 孝行。「—の心いみじくあはれなれど」〈浜松・三〉 2 親の追善供養。また、親の喪に服すること。「三年の—送る」〈宇津保・俊蔭〉
きょう‐けんせい【共顕性】
ヘテロ接合体において、両親から受け継いだ対立遺伝子となる両方の形質が同時に現れること。ヒトの血液型が、両親の対立遺伝子の組み合わせによって決まるなどの例がある。共優性。
きょう・ず【孝ず】
[動サ変] 1 親孝行をする。「父母に—・ずる心もっとも深し」〈今昔・七・二七〉 2 亡くなった親の供養をする。「後々の御わざなど、—・じつかうまつり給ふさまも」〈源・賢木〉
きょうだい‐じ【兄弟児】
《「きょうだい児」と書くことが多い》心身に疾患や障害のある兄弟姉妹をもつ子供。 [補説]親の関心が向けられにくい、家事や兄弟姉妹の世話を長期にわたり行わねばならない、周囲にからかわれるなど、自身...
きょう‐よう【孝養】
1 親に孝行を尽くすこと。こうよう。「母への—に生きながらえるみちもあるが」〈谷崎・盲目物語〉 2 亡き親のために供養をして、ねんごろに弔うこと。また、一般に死者の後世(ごせ)を弔うこと。追善供...
きり‐くい【切り杭】
1 木の切り株。 2 《木の杭から芽が生え出るのにたとえて》中古、正月の女叙位(にょじょい)のとき、女官が、自分の年功と母親の年功を合わせて叙爵を申請したこと。
くい‐たお・す【食(い)倒す】
[動サ五(四)] 1 店で飲み食いをしてその代金を払わない。「そば代を—・される」 2 遊び暮らして財産をなくす。食いつぶす。「親の築いた身代を—・す」
くい‐つぶ・す【食(い)潰す】
[動サ五(四)]遊び暮らして、財産などをなくす。食いたおす。「親の身上(しんしょう)を—・す」