しず‐がき【閑掻/静掻】
雅楽の箏(そう)の主要な奏法の一。13弦のうちの順に並ぶ6弦を選んで、食指・中指・親指を使って、ゆっくりと静かに奏する。⇔早掻(はやがき)。
しゃくとり‐むし【尺取虫】
シャクガの幼虫。細長い芋虫で、腹脚が二対しかないので、人が親指と人さし指で尺をとるような進み方をする。静止すると枯れ枝に似る。土瓶わり。すんとりむし。おぎむし。《季 夏》「—尺とり失せて酒剰(あ...
しゅこん‐こつ【手根骨】
手骨のうち、手首のところにある骨。8個の小骨からなる。 [補説]手根骨を構成する8個の短骨は、4個ずつ2列に並んでいて、近位列には親指側から舟状骨(しゅうじょうこつ)・月状骨(げつじょうこつ)・...
しゅし‐こつ【種子骨】
特定の腱(けん)や靭帯(じんたい)の中にみられる、植物の種子に似た形の骨。手足の親指の付け根などにあり、腱と骨の摩擦を軽減するなどの働きがある。膝蓋骨(しつがいこつ)もその一つ。
しゅ‐とう【手刀】
空手で、親指を曲げて他の4指を伸ばして密着させた形。手のひらの外側を刀のように用い、相手の急所を攻撃したり、あるいは防御したりするのに用いる。
しょうねん‐やきゅうひじ【少年野球肘】
成長期に野球の投球動作を繰り返すことで起こる肘の障害の総称。肘の外側(親指側)に痛みが出る離断性骨軟骨炎や、内側(小指側)が痛む内側上顆骨端線離開などがある。リトルリーガー肘。リトルリーグエルボ...
しん‐しょうどうみゃくきゅう【深掌動脈弓】
橈骨動脈が、手のひらの深部で湾曲している部分。小指側で尺骨動脈の深掌枝と合流する。ここから親指と人差し指の外側(親指側)に動脈が伸びる。→浅掌動脈弓
せい‐けん【正拳】
人さし指から小指の指先を指の付け根に合わせるようにして握り、親指は人さし指と中指に掛けた形のこぶし。手の甲を上にして、手首を曲げずに相手に当てる。「—突き」
せん‐しょうどうみゃくきゅう【浅掌動脈弓】
尺骨動脈が手のひらの浅い部分で湾曲している部分。親指側で橈骨動脈の浅掌枝と合流する。ここから小指・薬指・中指と、人差し指の内側(中指側)に動脈が伸びる。→深掌動脈弓
ぜんわん‐こつ【前腕骨】
上肢骨のうち、ひじから手首までの骨。小指側の尺骨と親指側の橈骨(とうこつ)とからなる。