はやくち‐ことば【早口言葉】
同音が重なったりして発音しにくい文句を早口にいうこと。また、その文句。「なげしの上の長なぎなたは誰(た)が長なぎなたぞ」の類。早口そそり。早言葉。早言。
はや‐ことば【早言葉】
1 「早口1」に同じ。 2 「早口言葉」に同じ。
はやし‐ことば【囃子詞】
歌謡などで、歌詞の本文とはなれて、歌い出しの部分や中間・終わりに調子をとるためにさし入れる言葉。
はやり‐ことば【流行り言葉】
ある時期、世間の人々が好んで用いる言葉。流行語。
はん‐の‐ことば【判詞】
⇒はんし(判詞)
ひじり‐ことば【聖言葉】
僧侶の言葉。僧らしい言葉づかい。「例のおどろおどろしき—」〈源・橋姫〉
ふみ‐ことば【文言葉】
手紙や文章に用いる言葉。「—なめき人こそいとにくけれ」〈枕・二六二〉
べいべい‐ことば【べいべい言葉/べいべい詞】
《助動詞「べい」を多く用いるところから》関東地方特有の言葉。また、広く田舎言葉。べいことば。
ほめ‐ことば【褒め言葉/誉め詞】
1 ほめる言葉。賛辞。 2 歌舞伎で、客席から舞台の役者をほめる言葉。江戸時代には上演途中で、決められた観客が花道へ上がり、ひいき役者をほめる形式があった。
まく‐ことば【幕詞】
武士が軍陣に用いた忌み詞。幕を張ることを場合に応じて言い分けたもの。味方のは「打つ」、敵の場合は「引く」、船には「走らかす」、座敷・桟敷などには「囲う」といった類。