おそき‐ひ【遅き日】
[連語]《「遅日(ちじつ)」を訓読みにした語》春の日。日なが。《季 春》
おそらく‐は【恐らくは】
《動詞「おそる」のク語法「おそるらく」に係助詞「は」の付いた「おそるらくは」の音変化》 [副] 1 「恐らく1」に同じ。「—もう会えないだろう」 2 「恐らく2」に同じ。「—貞敏に授け残しし曲...
お‐たっし【御達し】
1 上の者からの命令や指図。特に、官庁からの訓令・指令。「その筋の—により」 2 江戸時代、幕府から関係機関に発せられた法令や命令。→御触書(おふれがき)
おつ【乙】
[常用漢字] [音]オツ(呉) イツ(漢) [訓]きのと おと 〈オツ〉 1 十干の二番目。きのと。「甲乙」 2 順位で、第二位。「乙種」
〈イツ〉 1 きのと。「乙卯(いつぼう)」 2 二...
おとぎ‐ぞうし【御伽草子】
室町時代から江戸初期にかけて作られた短編物語の総称。平安時代の物語文学から仮名草子に続くもので、空想的・教訓的な童話風の作品が多い。また、特に江戸中期、享保(1716〜1736)のころ、大坂の渋...
おどろ‐の‐みち【棘の路】
1 雑草やいばらなどの生い茂った道。「うづもれし—を尋ねてぞふるきみゆきの跡もとひける」〈新後撰・神祇〉 2 《「棘路(きょくろ)」を訓読みにした語》公卿のこと。「位山—も程とほし花の外なる嶺の...
おに‐がみ【鬼神】
《「鬼神(きしん)」を訓読みにした語という》荒々しく恐ろしい神。きじん。
おの‐ごこう【小野御幸】
白河院が、雪の朝に洛北小野皇太后歓子(かんし)を訪問した故事。皇太后が、「屋内から雪見もなされまい」と、庭に席を設けたので、院はその風雅の心に感嘆したという。古今著聞集・十訓抄などにみえる。雪見御幸。
己(おのれ)を知(し)りうる者(もの)は賢者(けんじゃ)なり
自己を知る者こそ賢い。英国の詩人G=チョーサーの処世訓。
己(おのれ)を責(せ)めて人(ひと)を責(せ)めるな
《「東照公遺訓」から》自分の責任でさせたことを、他人のせいにするな。