おん‐くん【音訓】
1 漢字の字音と和訓。「常用漢字表の—」 2 漢字の字音と字義。音義。
おんこ‐ちしん【温故知新】
《「論語」為政から》過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと。 [補説]「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」と訓読する。「温」を「あたためて」と読む説もある。なお、「温古...
おん‐どく【音読】
[名](スル) 1 声を出して文章を読むこと。⇔黙読。 2 漢字を字音で読むこと。おんよみ。⇔訓読。
おんないまがわ【女今川】
江戸前期の往来物。1巻。沢田きち著。貞享4年(1687)刊。絵入り・仮名書きで、今川貞世(了俊(りょうしゅん))の「今川状」をまねたもの。教訓書としてだけでなく、女性の習字手本としても使用された...
おんな‐ごころ【女心】
1 女の心。女性に特有な、しとやかで優しい心。 2 女が男を恋しく思う心。「—のせつなさ」 3 男が女にひかれる心。女を求める心。「仁俊は—あるものの、空聖(そらひじり)だちけると申しけるを」〈...
おんな‐ししょ【女四書】
女性のための教訓書4種を集めたもの。 1 江戸前期に辻原元甫(つじはらげんぽ)が和訳した「女誡(じょかい)」「女論語」「内訓」「女孝経」の4種。明暦2年(1656)刊。 2 中国、清代に王晋升(...
おんな‐だいがく【女大学】
女子のための教訓書一般をいう語。また、封建的な女子教育をもいう。 [補説]書名別項。→女大学
おんなだいがく【女大学】
江戸中期以降広く普及した女子用の教訓書。貝原益軒の「和俗童子訓」をもとに後人が抄出したとされる。享保年間(1716〜1736)ごろ刊。女子の修身・斉家の心得を仮名文で記したもの。
おんな‐ていきん【女庭訓】
江戸時代、女子の手本となるような教訓などを記した書物。
おん‐やく【音訳】
[名](スル) 1 漢字の音や訓を借りて、外国語や外来語を書き表すこと。「仏陀(ぶっだ)」「菩薩(ぼさつ)」(梵語)、「更紗(サラサ)」「合羽(カッパ)」(ポルトガル語)、「倶楽部(クラブ)」「...