ふみ‐びと【文人】
「文人(ぶんじん)」を訓読みにした語。「天暦三年三月つごもりの日—召して」〈高光集・詞書〉
ふる‐うた【古歌】
古い時代の歌。古人の詠んだ歌。こか。「—奉りし時の目録のその長歌」〈古今・雑体・詞書〉
ふる‐とし【旧年】
1 新年からふりかえって、過ぎ去った年。去年。《季 新年》 2 新年・立春に対して、まだ改まらない年の内。年内。「—に春立ちける日よめる」〈古今・春上・詞書〉
ふん‐づき【文月】
「ふみづき」の音変化。「—の四五日ばかり」〈後撰・秋上・詞書〉
へん‐つ・ぐ【偏継ぐ】
[動ガ四]偏継ぎをする。「宮の女房—・がせ給ひし」〈公任集・詞書〉
ほう‐ぐ【反故/反古】
「ほご(反故)」に同じ。「さすが積もりにける—なれば、多くて」〈右京大夫集・詞書〉
ほか・う【祝ふ/寿ふ】
[動ハ四]《動詞「ほ(祝)く」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた語から。後世「ほがう」とも》よい結果が得られるように唱え、神に祈る。また、祝福する。ことほぐ。「松のにはかに枯れけるを—・ひ...
ほ‐くら【神庫/宝倉】
《「ほ」は「秀」の意》 1 神宝を納めておくくら。「—高しといへども、われよく—のために梯(はし)を造(た)てむ」〈垂仁紀〉 2 小さな神殿。ほこら。「稲荷(いなり)の—に」〈拾遺・雑恋・詞書〉
ぼきえことば【慕帰絵詞】
絵巻。10巻。正平6=観応2年(1351)作。本願寺3世覚如の伝記を描いたもので、覚如の子慈俊撰。絵は藤原隆昌・隆章、詞書(ことばがき)は三条公忠ら。1、7巻のみ文明14年(1482)の補作で、...
まかり‐あ・う【罷り逢ふ/罷り合ふ】
[動ハ四]「逢う」「合う」の謙譲語。「—・はむと言ひし人に」〈相模集・詞書〉