ゆ‐あ・む【湯浴む】
[連語]入浴する。湯治する。「秋ごろ山里にて—・むるとて」〈右京大夫集・詞書〉
ゆうさり‐つ‐かた【夕さりつ方】
夕方。「—帰りなむとしける時に」〈古今・離別・詞書〉
ようごと‐な・し【止う事無し】
[形ク]《「やんごとなし」の「ん」を「う」と表記したもの》「やんごとない」に同じ。「ある—・き所より、菊の移ろへるを出だし給へれば」〈恵慶集・詞書〉
よ‐ごろ【夜頃/夜来】
1 このところ毎夜。「—のぼらせ給ひて」〈栄花・浅緑〉 2 夜のあいだ。「—物語りなどして明かすを」〈顕綱集・詞書〉
よみ‐あわ・せる【読(み)合(わ)せる】
[動サ下一][文]よみあは・す[サ下二] 1 同じ内容の文章などを、一方が読み上げ、他方が他にひきあてて誤りを訂正する。「原稿と清書とを—・せる」 2 読み合わせ2をする。「台本を—・せる」 3...
りゅう‐どう【竜胆】
「りんどう(竜胆)1」に同じ。「—の露いみじう置きたるに」〈丹鶴本御堂関白集・詞書〉
ろう【労】
1 心やからだを使ってそのことに努めること。また、そのための苦労・努力。ほねおり。「—をねぎらう」 2 長年勤め上げて功労のあること。年功。「勘解由判官の—六年」〈源順集・詞書〉 3 経験を積ん...
わたり‐がゆ【渡り粥】
1 新築祝いなどの時にふるまう粥。家(や)移り粥。 2 粥をふるまうこと。「—の饗、設けて文つくる」〈源順集・詞書〉
わらわ‐ともだち【童友達】
子供のときの友だち。おさな友だち。「—なりし人に、年頃経て行きあひたるが」〈紫式部集・詞書〉