しずま・る【静まる/鎮まる】
[動ラ五(四)] 1 物音がやんで静かになる。「会場が—・る」 2 勢力が衰える。威力がなくなる。「火事が—・る」「嵐が—・る」 3 騒動や混乱がなくなる。平穏になる。「動乱が—・る」 4 気持...
しのび‐に【忍びに】
[副]ひそかに。こっそり。「人を—相知りて、逢ひがたくありければ」〈古今・恋四・詞書〉
しめし【湿し】
1 しめらすこと。 2 湿りを取るため腰から下に巻く布。おしめ。「—のやうなるものを着せければ」〈散木集・六・詞書〉
じごく‐ぞうし【地獄草紙】
地獄の種々相を描いた大和絵に詞書(ことばがき)を添えた絵巻。六道絵の一種で、平安後期から鎌倉初期に作られた。東京および奈良の国立博物館蔵の2種が有名。
すい‐がき【透垣】
「すいがい(透垣)」に同じ。「本院の—に朝顔の花の咲きかかりて」〈詞花・秋・詞書〉
すが・う【次ふ】
[動ハ四] 1 すぐあとに続く。次(つ)ぐ。また、匹敵する。多く、複合語の形で用いられる。「中の君も、うち—・ひて、あてになまめかしう」〈源・紅梅〉 2 くいちがう。いきちがう。「—・ひて遇(あ...
ず‐そう【従僧】
供をする僧。じゅうそう。「説経し侍りける法師の—ばらの」〈拾遺・雑下・詞書〉
せん‐にち【千日】
1 千の日数。転じて、多くの日数。 2 特別な祈願のため千日間精進すること。また、千日の修行。「—果てて、御岳に参らせ給ひて」〈山家集・下・詞書〉
そう【喪】
「も(喪)」に同じ。「親の—にあひて侍りける法師のもとに」〈拾遺・雑秋・詞書〉
そら‐ものがたり【空物語】
とりとめもない物語。でたらめな物語。「雨にもさはらず詣(ま)できて、—などしける男の」〈後撰・恋五・詞書〉