いん【韻】
1 漢字の表す1音節のうち、頭子音を除いた部分の声調の違いによって、平(ひょう)・上(じょう)・去(きょ)・入(にゅう)の四声に分類した区別。これをさらに分けて、古くは206韻としていたが、のち...
いん【韻】
[常用漢字] [音]イン(ヰン)(慣) 1 言葉のひびき。また、物の出す音。「松韻・神韻・余韻」 2 風流な趣。「韻事・韻致/気韻・風韻」 3 漢字音で、声母(頭子音)を除いた部分。韻母。「韻字...
殷鑑(いんかん)遠(とお)からず
《「詩経」大雅・蕩から》殷が鑑(かがみ)とすべき手本は、遠い時代に求めなくても、同じく悪政で滅んだ前代の夏(か)にある。戒めとすべき例はごく身近なところにあるものだというたとえ。
いん‐きゃく【韻脚】
1 漢詩や賦などの韻文で句末に用いる韻。脚韻。 2 《foot》西洋の詩で、強音の音節と弱音の音節とを、一つずつ、または2個以上組み合わせて、リズムの単位としたもの。
いん‐ご【韻語】
漢文で、韻を踏んだ文。詩や賦の類。また、韻を踏んだ語。
いん‐し【韻士】
風雅を愛する人。詩文を作る人。文人。雅客。
いん‐じ【韻事】
詩文を作るなどの風流な遊び。
いん‐じ【韻字】
1 漢詩文で、句末で韻を踏んでいる字。 2 連歌・俳諧で、句末を結ぶ言葉。→留め
いんちゅう‐はっせん【飲中八仙】
中国唐代の八詩人。杜甫の七言古詩「飲中八仙歌」に詠まれた、賀知章・汝陽王李璡(りしん)・李適之(りてきし)・崔宗之(さいそうし)・蘇晋・李白・張旭(ちょうきょく)・焦遂(しょうすい)の八人の酒豪...
いんちゅうはっせんず【飲中八仙図】
安土桃山時代の画家、海北友松による紙本墨画。中国の詩人、杜甫による「飲中八仙歌」を主題とする。現存するのは4人の酒仙が描かれた一隻のみだが、もとは二隻一双に8人の酒仙が描かれた作品だった。款記か...