アミンタ【(イタリア)Aminta】
イタリアの詩人、タッソが執筆した牧歌劇。1573年の作品。同年7月初演。
アメリカ
《(ドイツ)Amerika》カフカの長編小説「失踪者」の別題。著者没後、遺稿を整理した編者マックス=ブロートがつけたもの。その後の研究で、著者の予定していた題名が「失踪者」であったと判明したた...
アメリカのぼつらく【アメリカの没落】
《原題The Fall of America》米国の詩人ギンズバーグの詩集。1973年刊。
アメリカのますつり【アメリカの鱒釣り】
《Trout Fishing in America》米国の詩人・小説家、リチャード=ブローティガンの小説。1967年に出版。短い物語や詩的な散文が、はっきりとした章立てなしに散りばめられた独特の...
あや‐ど・る【綾取る/操る】
[動ラ五(四)] 1 美しく飾る。特に、文章に修飾を施す。「華麗に—・られた文体」 2 たすきなどを斜め十文字に結ぶ。「紅い襷—・りながら」〈木下尚江・良人の自白〉 3 巧みに扱う。あやつる。「...
あらし
(嵐)島崎藤村の小説。大正15年(1926)「改造」誌に発表。母を失った子供たちの成長と巣立ちを見守る作者の心境を描く。 (あらし)《原題、(イタリア)Tempeste》イタリアの女流詩人・...
新(あら)たなる月(つき)
《白居易の詩句「三五夜中新月色」の「新月」の訓読から》鮮やかな光を放つ月。特に、中秋の名月。「今宵(こよひ)の—の色には、げになほ我が世のほかまでこそ、よろづ思ひ流さるれ」〈源・鈴虫〉
ありあけしゅう【有明集】
蒲原有明の詩集。明治41年(1908)刊。近代象徴詩の手法を確立した記念碑的作品。
ありうべからざるもの
《原題、(フランス)L'Improbable》ボンヌフォワの詩論集。1959年刊、増補版は1980年刊。詩作品のみならず、15世紀のイタリア絵画やバルテュスの作品などについても論じる。
ありしひのうた【在りし日の歌】
中原中也の第2詩集。昭和12年(1937)、著者の死の直前に書き上げられた作品集。原稿は小林秀雄に託され、翌昭和13年(1938)刊行された。「在りし日の歌」「永訣の秋」の2部からなる。