アナボル‐ろんそう【アナボル論争】
大正時代、無政府主義者(アナルコ‐サンジカリスト)とマルクス主義者(ボルシェビスト)との間で行われた論争。特に、労働運動の組織論をめぐり、政党の指導を排除する自由連合論をとるアナ派に対し、ボル派...
きんこぶん‐ろんそう【今古文論争】
中国、漢代の学術界で行われた今文学派と古文学派の争い。今文派は今文、古文派は古文で書かれたテキストに依拠し、それぞれの経書解釈を唱え、朝廷の学官の地位を争った。
きんだいぶんがくろんそう【近代文学論争】
臼井吉見の評論集。上巻は昭和31年(1956)刊行、同年度の芸術選奨文部大臣賞を受賞。昭和50年(1975)に下巻を刊行。
せんそうゲームろんそう【戦争・ゲーム・論争】
《原題、Fights, Games, and Debates》米国の数学者・心理学者、ラパポートの著作。1960年発表。ゲーム理論を応用した平和研究論文。
ちゅうソ‐ろんそう【中ソ論争】
中国・ソ連の両共産党間の国際共産主義運動の原則などをめぐる論争。1956年のスターリン批判・平和共存路線を発端として、1960年ごろから公然化。国家間の政治的対立へと発展し、1969年には国境で...
にほんしほんしゅぎ‐ろんそう【日本資本主義論争】
昭和2〜12年(1927〜37)ころ、日本のマルクス主義理論家の間で、革命戦略と日本資本主義の性格規定をめぐり行われた一連の論争。労農派と講座派が戦略論争・封建論争を闘わせ、日本の社会科学の発展...
ふへん‐ろんそう【普遍論争】
普遍は、個物に先立って実在する(実念論)のか、あるいは個物のあとに人間がつくった名辞(唯名論)にすぎないのかという中世スコラ学の論争。→実念論 →唯名論
ぼつりそう‐ろんそう【没理想論争】
明治24年(1891)から翌年にかけて、坪内逍遥と森鴎外との間で行われた文学論争。逍遥の没理想に対して、鴎外は理想なくして文学なしと応酬した。
まいひめろんそう【「舞姫」論争】
森鴎外の小説「舞姫」を巡る文学論争。明治23年(1890)1月に「舞姫」が雑誌「国民之友」に掲載され、同年2月に文芸評論家の石橋忍月が「舞姫」と題する批評を気取半之丞の筆名で発表。恋愛と功名の両...
ろん‐そう【論争】
[名](スル)互いに言い争うこと。「人類の起源について—する」