じこげんきゅう‐の‐パラドックス【自己言及のパラドックス】
エピメニデスのパラドックスまたは嘘つきのパラドックスとして広く知られる自己言及にまつわる論理的逆説。「この文は誤りだ」のように、発話の主体が自己を含めて何らかの指示や言及をしようとすると、真偽を...
じこ‐むじゅん【自己矛盾】
論理や実践において、自己の中に自己を否定するものを含んでいること。「—に陥る」
じ‐じつ【事実】
[名] 1 実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。「意外な—が判明する」「供述を—に照らす」「—に反する」「—を曲げて話す」「歴史的—」 2 哲学で、ある時、ある所に経験的所与として見いださ...
じっせん‐りせい【実践理性】
《(ドイツ)praktische Vernunft》カント哲学で、自律性をもち、経験的動機に依存せず、先天的な道徳法則によって意志を規定する理性。⇔理論理性。→純粋理性
じっせんりせい‐の‐ようせい【実践理性の要請】
理論理性によっては証明できないが、道徳的実践における無条件的な命令を根拠づけるために、実践理性が不可欠のものとして承認せねばならない、自由、魂の不死、神の存在の三命題。
じつぜん‐はんだん【実然判断】
論理学で、判断の様相の一。主語と述語の関係が現実に成立することを示す判断。「sはpである」という形式をとる。確然判断。→必然判断 →蓋然(がいぜん)判断
じめい‐の‐り【自明の理】
あれこれ説明する必要のない明白な道理。それ自身で明らかな論理。
じゅうそくりゆう‐の‐げんり【充足理由の原理】
《(ラテン)principium rationis sufficientis》論理学で、思考の原理の一。十分な理由なくしてはいかなる事実も成立せず、いかなる判断も真ではないという原理。ライプニッ...
じゅうぞく‐かんけい【従属関係】
1 論理学で、上位概念に対する下位概念の関係。例えば、動物という概念は生物という概念に従属する。 2 身分上、政治上のつながりなどにおいて、他のものに拘束されている関係。
じゅつ‐ご【述語】
1 文の成分の一。主語について、その動作・作用・性質・状態などを叙述するもの。「鳥が鳴く」「山が高い」「彼は学生だ」の「鳴く」「高い」「学生だ」の類。 2 論理学で、判断(命題)において、主語に...