もろ‐はず【双筈/諸筈/両筈】
相撲で、両手の親指と他の指を広げて矢筈(やはず)の形にし、相手のわきや胸などを押すこと。
もろ‐はだ【諸肌/両肌】
左右両方の肌。上半身の肌。両肌。⇔片肌。
諸肌(もろはだ)を脱(ぬ)・ぐ
1 衣の上半身全部を脱いで、両肌を現す。 2 全力を尽くし、事に当たる。
もろは‐づくり【諸刃造(り)】
日本刀の造り込みの一。鎬(しのぎ)を境に両方に刃があるが、左右対称でないもの。
諸刃(もろは)の剣(つるぎ)
《両辺に刃のついた剣は、相手を切ろうとして振り上げると、自分をも傷つける恐れのあることから》一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるもののたとえ。両刃の剣。
もろ‐ばち【諸撥】
三味線の奏法で、撥で弦を上から弾いて、すぐ下から返すこと。→片撥(かたばち)
もろ‐ひざ【諸膝/両膝】
左右の膝。りょうひざ。「—をつく」
もろ‐びと【諸人】
《古くは「もろひと」》多くの人々。たくさんの人。衆人。
もろ‐ほ【諸穂】
穂がたくさん出そろうこと。また、その穂。一説に、両茎の穂とも。「稲の穂の—に垂(し)でよこれちほもなし」〈神楽・木綿垂で〉
もろほし‐だいじろう【諸星大二郎】
[1949〜 ]漫画家。長野の生まれ。古代に題材をとった伝奇的な作品やSF作品などを手がける。代表作「妖怪ハンター」シリーズ、「西遊妖猿伝」「ぼくとフリオと校庭で」など。