こう・ずる【講ずる】
[動サ変][文]かう・ず[サ変] 1 講義をする。「近代経済学を—・ずる」 2 問題を解決するために、考えをめぐらして適当な方法をとる。「策を—・ずる」「最善の処置を—・ずる」 3 相手と和解す...
こう‐せき【講席】
1 講義が行われる場所。講義の席。 2 詩歌を披露する席。
こう‐せつ【講説】
[名](スル)《「こうぜつ」とも》講義して説明すること。また、その説。特に仏典などについていう。こうぜち。「その郷里の小寺に於て神教を—し」〈中村訳・西国立志編〉
こう‐せん【講銭】
頼母子講(たのもしこう)などの積立金や分担金。
こう‐だん【講壇】
講義・講演・説教などをする壇。 [補説]「講壇学者」「講壇哲学」のように、他の語に冠して、理論的ではあるが実際的でない意で皮肉めかして用いる。
こう‐だん【講談】
寄席(よせ)演芸の一。軍記・武勇伝・かたき討ち・侠客伝などを、おもしろく調子をつけて読んで聞かせる話芸。江戸時代には講釈とよばれ、太平記読みに始まるという。
こうだん‐し【講談師】
講談の口演を職業とする人。講釈師。
こうだん‐しゃかいしゅぎ【講壇社会主義】
資本主義制度を変革せず、社会政策や立法によって穏健に社会改革を行おうとする理論。19世紀後半、ドイツでワグナーらが大学の講壇から微温的な社会主義的実践・理論を説いたことに対して、当時のマルクス主...
こうだん‐ぼん【講談本】
講談の物語を本にまとめたもの。また、講談の口演を速記して本にしたもの。講釈本。
こう‐でん【講田】
平安後期から室町時代にかけて、寺社の経典の講義や、祖師の賛仰(さんぎょう)の講会(こうえ)などの費用にあてるために設けられた田。