たにぐち‐しゅうらく【谷口集落】
河川が山間部から平野に出るところに開けた集落。山方と里方との物資の交易地となる。渓口(けいこう)集落。
たに‐こう【谷行】
修験者が峰入りのとき、同行者の中に生じた病人を、掟(おきて)によって谷間へ突き落として行ったこと。 [補説]曲名別項。→谷行
たにこう【谷行】
謡曲。四番目・五番目物。山伏の帥(そつ)の阿闍梨(あじゃり)一行とともに峰入りした松若は、途中風邪にかかって谷行に処せられるが、山伏たちの祈祷(きとう)により伎楽鬼神が現れて蘇生させる。
たにざき【谷崎】
姓氏の一。 [補説]「谷崎」姓の人物谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)谷崎精二(たにざきせいじ)
たにざきじゅんいちろう‐しょう【谷崎潤一郎賞】
谷崎潤一郎を記念して昭和40年(1965)に創設された文学賞。年に1回、優れた文学作品に対して贈られる。第1回受賞作品は小島信夫の「抱擁家族」。谷崎賞。
たにざきぶんがくとこうていのよくぼう【谷崎文学と肯定の欲望】
河野多恵子の評論。昭和51年(1976)刊。第28回読売文学賞受賞。
たにしげ‐もとのぶ【谷繁元信】
[1970〜 ]プロ野球選手。広島の生まれ。平成元年(1988)横浜大洋ホエールズ(横浜DeNAベイスターズの前身)に入団。リーグを代表する捕手として活躍し、平成10年(1998)にはチームの日...
たにぜ‐の‐つりばし【谷瀬の吊り橋】
奈良県南部、十津川に架かる吊り橋。長さ297メートル、高さ54メートル。鉄線の吊り橋としては日本最長。もとは地元住民の生活用の吊り橋だったが、現在は観光名所となっている。
たに‐そこ【谷底】
谷の最も深い所。谷の底。
たに‐の‐と【谷の戸】
谷の入り口。谷口。「—を閉ぢや果てつるうぐひすの待つに音せで春も過ぎぬる」〈拾遺・雑春〉