き‐ぞく【貴族】
1 身分や家柄の尊い人。また、社会的な特権を世襲している上流階級に属する人。明治憲法では華族といったが、第二次大戦後消滅。 2 特権を持つ者や優雅な生活をする者のたとえ。「労働—」「独身—」
きぞく‐いん【貴族院】
明治憲法により、衆議院とともに帝国議会を構成していた立法機関。明治23年(1890)創設。昭和22年(1947)日本国憲法施行とともに廃止。
きぞくいん‐ぎいん【貴族院議員】
貴族院を構成していた議員。皇族議員・華族議員および勅任議員(多額納税者議員・帝国学士院会員議員・勅選議員)からなっていた。
きぞく‐しゅぎ【貴族主義】
少数の特権階級やすぐれた人々だけが政治や文化にかかわる資格があると考える立場。
きぞく‐せい【貴族制】
貴族が政治権力を握って支配する政治体制。貴族政治。アリストクラシー。
きぞく‐てき【貴族的】
[形動]言動・態度などが貴族らしいさま。また、気品のあるさま。「—な風貌(ふうぼう)」
きぞく‐の‐はか【貴族の墓】
エジプト南東部の古代都市テーベ(現ルクソール)のナイル川西岸にある墓地群。主に新王国時代を中心とする宰相や書記官の墓が点在し、色鮮やかな壁画が数多く残っていることで知られる。