かし【貸し】
1 貸すこと。また、貸した金品。「君には一万円の—がある」⇔借り。 2 他人に利益や恩義を与えて、まだその返礼を受けていないこと。「彼に仕事を世話した—がある」⇔借り。 3 簿記で、「貸し方」の...
かし‐あみがさ【貸(し)編み笠】
江戸時代、遊里近くの編み笠茶屋で、遊客に貸した編み笠。
かし‐いえ【貸(し)家】
「かしや」に同じ。
かし‐いしょう【貸(し)衣装】
使用料を取って貸す洋服や和服。婚礼などの儀式用の他、パーティー・舞台用などがある。
かし‐うり【貸(し)売り】
[名](スル)「掛け売り」に同じ。
かし‐かた【貸(し)方】
1 貸す方法。⇔借り方。 2 貸すほうの人。貸し手。⇔借り方。 3 複式簿記で、勘定口座の右側。また、勘定様式による貸借対照表・損益計算書の右側をいうこともある。資産の減少、負債・資本の増加、収...
かし‐かぶ【貸(し)株】
1 貸借取引で、証券金融会社が証券会社に株式を貸し付けること。また、その株式。 2 信用取引で、証券会社が顧客に株式を貸し付けること。また、その株式。 3 株券消費貸借で、株主が貸し出した株。
かし‐かり【貸し借り】
[名](スル)貸すことと借りること。貸してあることと借りていること。貸借(たいしゃく)。「これで—なしだ」「参考書を—し合う」
貸(か)し借(か)りは他人(たにん)
親子兄弟でも、金銭の貸し借りでは他人同様の冷たい仲となりがちであること。
かし‐かんばん【貸(し)看板】
1 江戸時代、武家で中間(ちゅうげん)に貸与して着せた家紋付きの法被(はっぴ)などの衣服。 2 取引所で免許をもつ仲買人がその権利を貸すこと。