けいちょう‐おおばんきん【慶長大判金】
江戸幕府発行の金貨。表面に「拾両」と書いてあるが、1枚が慶長小判の8両2分にあたる。主に賞賜に用いられた。
けい‐とう【鶏頭】
ヒユ科の一年草。花の柄の上部は著しく広がって鶏のとさか状になり、その両面に赤・紅・黄・白色などの小花が密集して咲く。アジアの熱帯地域の原産で、観賞用に古くから栽培され、園芸品種も多い。韓藍(から...
けい‐ぶつ【景物】
1 四季折々の趣のある事物。自然の風物。連歌・俳諧では、特に、花・ほととぎす・月・雪などをいう。「初夏の—」 2 その場に興を添えるもの。珍しい芸や衣装・料理など。「音もせで走るいろいろの馬車…...
け‐しき【景色】
《「気色(けしき)」と同語源》 1 観賞の対象としての自然界の眺め。風景。「—がよい」「雪—」 2 陶磁器、特に茶陶の見所の一。頽(なだ)れ・窯変・斑文(はんもん)など、不測の変化の部分をいう。...
けしゴム【消しゴム】
《原題、(フランス)Les Gommes》ロブ=グリエの処女小説。1953年刊。1954年にフェネオン賞受賞。
けち
[名・形動] 1 (「吝嗇」とも書く)むやみに金品を惜しむこと。また、そういう人や、そのさま。吝嗇(りんしょく)。「何事につけても—な男だ」 2 粗末なこと。価値がないこと。また、そのさま。貧弱...
けっ‐こく【闕国】
国司または領主が欠けている国。「勧賞(けんじゃう)には—を給ふべき由」〈平家・一〉
けっしょうせいだん【結晶星団】
小松左京の短編SF小説。昭和47年(1972)「S-Fマガジン」誌の臨時増刊号に掲載。昭和48年(1973)星雲賞日本短編部門賞受賞。
けつえん【血縁】
木村荘十の小説。昭和7年(1932)刊。第11回サンデー毎日大衆文芸賞受賞。
けつぞく【血族】
山口瞳による長編の私小説。亡くなった母の波乱の人生と、自身の出自の謎に迫る。昭和54年(1979)刊行。第27回菊池寛賞受賞。