こう‐どう【香道】
香木をたいて、香りを賞翫する芸道。香合わせ・薫物(たきもの)合わせなどがある。香。
こうはい【荒廃】
《原題、(スペイン)Desolación》ミストラルの第一詩集。1922年刊。1914年に発表され国民詩歌賞を受賞した処女作「死のソネット」を収める。別邦題「寂寥」。
こうばしいひび【こうばしい日々】
江国香織の中編小説。平成2年(1990)刊。米国の町を舞台に、11歳の少年の日常をみずみずしく描く。平成3年(1991)、産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞受賞。
こうふくなちょうしょく【幸福な朝食】
乃南アサの小説。昭和63年(1988)、第1回日本推理サスペンス大賞で優秀作を受賞した、著者のデビュー作。同年刊行。
こうぼく【幸木】
半田良平の歌集。没後の昭和23年(1948)に刊行され、第5回日本芸術院賞(詩歌部門)を受賞。
こうやすいぬものがたり【高安犬物語】
戸川幸夫の短編小説。山形県の高安地方でまたぎ犬として飼育されていた高安犬(昭和初期に絶滅)をモデルとした作品。昭和29年(1954)発表。同年、第32回直木賞受賞。
こがねむし【黄金虫】
《原題The Gold Bug》ポーの短編小説。1843年発表。キャプテン=キッドの財宝を巡る冒険小説。フィラデルフィア‐ダラー‐ニュースペーパーの懸賞で最優秀作品となり、舞台化もされた。
こきょうのみずへのメッセージ【故郷の水へのメッセージ】
大岡信の詩集。平成元年(1989)刊。第7回現代詩花椿(はなつばき)賞受賞。
こ‐ぎく【小菊】
1 観賞用に栽培される花の小さい菊。《季 秋》 2 薄手で小判の和紙。懐紙としてのほか、茶の湯の釜敷(かましき)や鼻紙などに利用される。
こくう【虚空】
長谷川櫂の句集。平成14年(2002)刊行。第54回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。