たび‐はだし【足袋跣】
下駄や草履を履かないで、足袋のまま地面を歩くこと。また、その姿。「—で、あわてて外に飛び出す」
たら・う【足らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 資格や力量などが十分に備わっている。「それほど自分は—・わぬものであろうか」〈紅葉・多情多恨〉 2 十分である。満足である。「—・ワヌコトナシ」〈和英語林集成〉 「—・は...
たら‐ず【足らず】
[接尾]数詞に付く。 1 その数値に満たないという意を表す。…弱(じゃく)。「一〇人—の集まり」 2 その数値にも満たないほどだと、小さいことを強調する意を表す。たった…ぐらい。「三畳—の部屋」
たらず‐がち【不足勝ち】
[形動][文][ナリ]不足なことが多いさま。「衣食も—なれば」〈鴎外・舞姫〉
たらず‐まえ【不足前】
《「たらずまい」とも》足りない分。不足分。また、不足を補充する分。たしまえ。「稼いでも稼いでも、朝夕の出入に—を責められ」〈柳浪・黒蜥蜴〉
足(た)ら◦ない
「足りない」に同じ。「頭の—◦ないやつ」
たらわ・す【足らはす】
[動サ四] 1 満たす。満足させる。「天地(あめつち)に—・し照りて我(わ)が大君敷きませばかも楽しき小里(をさと)」〈万・四二七二〉 2 (動詞の連用形に付いて)十分…する。やり遂げる。「霞立...
足(た)り◦ない
頭の働きが普通より劣っている。「少し—◦ない人」
た・りる【足りる】
[動ラ上一] 1 過不足なく必要なだけのものがある。十分である。「眠りが—・りる」「頭数が—・りない」 2 何かをするのにそれで十分である。なんとか間に合う。「電話で用が—・りる」「人手は今のと...
た・る【足る】
[動ラ五(四)] 1 「足りる」に同じ。「配慮が—・らぬ」「一見するに—・る」 2 満足する。「—・るを知らざる者は富むといえども貧し」