てらこ‐や【寺子屋/寺小屋】
江戸時代の庶民の教育施設。僧侶・武士・神官・医者などが師となり、読み・書き・そろばんを教えた。教科書は「庭訓(ていきん)往来」「童子教」など。明治以後、義務教育の普及によって消滅。寺。寺屋。 ...
とがおい‐びくに【科負い比丘尼】
昔、良家の妻女の身近にいて、その過失のとがを身代わりに負った比丘尼。屁負(へお)い比丘尼。
なで‐もの【撫で物】
禊(みそぎ)や祈祷(きとう)の折などに、身代わりに用いる人形(ひとがた)や衣服。それでからだをなでて、災いなどを移したあと水に流す。形代(かたしろ)。
ね‐びき【根引き/根曳き】
[名](スル) 1 草木などを根のついたまま引き抜くこと。ねこぎ。 2 遊女や芸者などの身代金を代わりに払って請け出すこと。身請け。落籍。「—されしは嬉(うれし)いようなものの」〈露伴・寝耳鉄砲〉
のし‐あ・げる【伸し上げる】
[動ガ下一][文]のしあ・ぐ[ガ下二] 1 高い地位などにのぼらせる。「身代を—・げる」 2 のびあがらせる。「恵比寿様の冠みたいな頭を—・げて」〈中勘助・銀の匙〉
のび‐ちぢみ【伸び縮み】
[名](スル) 1 伸びることと縮むこと。伸びたり縮んだりすること。しんしゅく。「よく—する服地」 2 発展することと衰退すること。また、増えることと減ること。「まして身代軽き家々は、そろばん枕...
のみ‐たお・す【飲(み)倒す】
[動サ五(四)] 1 酒を飲んで代金を支払わないままにする。「客に—・される」 2 「飲み潰(つぶ)す」に同じ。「身代を—・す」
はたき‐もの【叩き物】
身代を使い果たすこと。「大切な小野の家を—にするとは」〈伎・毛抜〉
はなご【花子】
狂言。座禅をすると言って妻を遠ざけた男が、太郎冠者に座禅衾(ざぜんぶすま)をかぶせて身代わりにし、愛人の花子のもとへ出かけていく。男が帰宅すると、衾の中に妻がいて、さんざんにしかられる。狂言最高...
ひうち‐ばこ【火打ち箱】
1 火打ち道具を入れておく箱。「—をさがし、やうやうに火をおこして」〈人・梅児誉美・初〉 2 狭い家をあざけっていう語。「家貧しくて身代は、薄き紙子の—」〈浄・反魂香〉