こん‐よ【坤輿】
《「易経」説卦の「坤を地と為し、母と為し、…大輿と為す」から》大地を大きな輿(こし)にたとえた語。地球。大地。
さき‐ごし【先輿/前輿】
輿の轅(ながえ)の前方を担ぐこと。また、その人。先肩(さきかた)。「人はかはれども祐慶はかはらず、—かいて」〈平家・二〉
さげ‐ごし【下げ輿】
轅(ながえ)を腰の辺りで持って運ぶ輿。手輿(たごし)。
さんにん‐ごし【三人輿】
三人で担ぐ輿。
しほう‐ごし【四方輿】
手輿(たごし)の一。輿に屋形をつけ、四方を吹き放しのままですだれを垂らしたもの。上皇・摂関・大臣以下、公卿・僧綱(そうごう)などの遠出のときに用いた。僧の用いた輿の破風(はふ)は雨眉(あままゆ)...
しゃ‐よ【車輿】
1 車と輿(こし)。 2 牛車(ぎっしゃ)などの箱。
しゅ‐よ【手輿】
「たごし(手輿)」に同じ。
しらき‐ごし【白木輿】
1 親王・摂関家・清華(せいが)・大臣以上が使用した白木造りの輿。しらこし。 2 葬儀のとき、棺をのせる白木造りの輿。しらこし。
しろ‐ごし【白輿】
「白木輿(しらきごし)」に同じ。
しん‐よ【宸輿】
天子の乗る、こし。