ことばのくずかご
国語学者、辞書編纂者の見坊豪紀によるエッセー。珍語・新語・流行語をはじめ、現代語用例収集の一端を紹介する。「言語生活」誌に連載ののち、昭和54年(1979)刊行。
こ‐みだし【子見出し】
辞書で、ある見出しの下に従属する形で配列されている、その語で始まる成句・ことわざ・複合語などの見出し。→親見出し
コレジオ【(ポルトガル)collegio】
近世初期、キリスト教の聖職者養成と西欧文化教授のためにイエズス会が設立した学校。天正8年(1580)豊後(ぶんご)府内に創設、迫害のため天草・長崎などへ移転。辞書や物語などのキリシタン版も多く刊...
コンフィッカー【Conficker】
遠隔操作ウイルスの一。2008年に発見されたワームで、亜種も存在する。ウインドウズ系のパソコンに感染すると、パスワードを辞書攻撃で割り出し、ネットワークやリムーバブルメディアを通じて自己増殖する...
ご‐てん【語典】
1 辞書。辞典。 2 文法書。文典。
ご‐れい【語例】
言葉の使用例。「—の多い辞書」
さい‐はん【再版】
[名](スル)前に出版した図書を同一の紙型や原版を用いて、再び出版すること。また、その図書。「10年ぶりに—された辞書」
さか‐な【魚/肴】
《「酒(さか)菜(な)」の意》 1 (肴)酒を飲むときに添えて食べる物。酒のさかな。つまみ。「あり合わせの物を—に飲む」 2 (肴)酒席に興を添える歌や踊り、話題など。「同僚の噂話を—にして一杯...
さく‐れい【作例】
1 詩文などの、作り方の実例や手本。「手紙文の—」「—を示す」 2 辞書で、その語の用法などを示すために作る例文。
さつまじしょ【薩摩辞書】
英和辞書。薩摩藩学生高橋新吉・前田正穀共編「改正増補和訳英辞書」の通称。明治2年(1869)刊。開成所の「英和対訳袖珍辞書」の改正増補版をもとに、見出し語に片仮名で発音を示したもの。上海で印刷。