ばん‐ず【弁事/辨事】
禅寺で、雑務に従う者。べんじ。
べん【弁/辨】
1 物事の区別を見分けること。「上下の—」 2 物事を十分に理解すること。わきまえ。「是非の—」 3 ⇒弁官(べんかん)
べん【弁〔辨〕〔辯〕〔瓣〕】
[音]ベン(呉) [訓]わきまえる [学習漢字]5年 1 是非・善悪を区別する。わきまえる。「弁別/思弁」 2 けじめをつけて処理する。「弁済・弁償/勘弁・支弁・自弁」 3 弁当。「駅弁・腰弁(...
おお‐ともい【弁官/辨官】
⇒べんかん(弁官)
べん‐かん【弁官/辨官】
律令制で、太政官(だいじょうかん)に属し、文書事務や、諸官司・諸国との連絡などをつかさどった官。左弁官と右弁官に分かれ、それぞれ大弁・中弁・少弁が置かれ、その下に大史・少史があった。おおともい。...
べんけい‐がに【弁慶蟹】
イワガニ科の甲殻類。海岸の湿地にすみ、甲幅約3センチ。アカテガニに似るが、はさみと甲の前半が橙赤色で、目の後方に突起がある。本州中部以南に分布。
べんけい‐じま【弁慶縞】
縞柄の一。紺と浅葱(あさぎ)、紺と茶などの2種の色糸を縦横の両方に使って、碁盤目の格子縞に織ったもの。弁慶格子。
べんけい‐じょうし【弁慶上使】
浄瑠璃「御所桜堀川夜討」の三段目切(きり)の通称。義経の正室京の君の首受け取りの上使となった弁慶が、初めて会ったわが娘の信夫(しのぶ)を身代わりとする苦衷を描く。
べんけい‐そう【弁慶草】
ベンケイソウ科の多年草。山地に生え、高さ約50センチ。葉は対生し、楕円形で厚く、白みを帯びる。夏から秋、淡紅色の小花が多数集まって咲く。ベンケイソウ科の双子葉植物は約1400種がオーストラリアを...
べんけい‐よみ【弁慶読み】
⇒ぎなた読み