すべり【滑り/辷り】
すべること。また、そのぐあい。「障子の—が悪い」 [補説]「辷」は国字。
すべり‐ぎ【滑り木】
戸や障子のすべりをよくするため、敷居の溝に取り付ける薄いカシの板。
すべり‐ぐるま【滑り車】
「戸車(とぐるま)」に同じ。
すべり‐こみ【滑り込み】
1 野球で、走者が野手のタッチをさけるために足先または頭からすべって塁に入ること。スライディング。「—セーフ」 2 時間すれすれでかろうじて間に合うこと。「—で手続きを済ませる」
すべり‐こ・む【滑り込む】
[動マ五(四)] 1 すべって中に入る。また、すべるようにしてそっと中へ入る。「布団に—・む」 2 野球で、走者がすべって塁に入る。「本塁に—・む」 3 きまった時刻にかろうじて間に合う。「発車...
すべり‐せつ【滑り説】
横紋筋の収縮は、筋原線維のミオシンからなるA帯(暗帯)フィラメントの間に、アクチンからなるI帯(明帯)フィラメントがすべり込むことによって起こるとする学説。1954年にA=F=ハクスリーとH=E...
すべり‐だい【滑り台】
子供が上からすべり降りて遊ぶための設備。
すべり‐だし【滑り出し】
1 物がすべり始めること。また、その状態。 2 物事の始め。活動の始まり。出だし。「好調な—で事業は軌道に乗る」
すべり‐だ・す【滑り出す】
[動サ五(四)] 1 すべり始める。すべるように動き始める。「列車がホームから—・す」 2 活動を始める。「新事業が—・す」
すべり・でる【滑り出る】
[動ダ下一] 1 すべるようにして外に抜け出す。「布団の外に—・でる」 2 そっと座をはずす。「こっそり起上(たちあが)って坐舗(ざしき)を—・出ようとして」〈二葉亭・浮雲〉