へ‐つ‐も【辺つ藻】
岸辺の近くに生えている藻。海辺の藻。へつもは。「沖つ波—巻き持ち寄せ来とも君にまされる玉寄せめやも」〈万・一二〇六〉
へつも‐は【辺つ藻葉/辺つ藻菜】
「辺(へ)つ藻」に同じ。「青海(あをみ)の原に住む物は…奥つ藻菜、—に至るまでに」〈祝詞・祈年祭〉
へど‐みさき【辺戸岬】
沖縄県、沖縄本島最北端にある岬。国頭(くにがみ)郡国頭村に属する。岬一面は平坦で、先端は高さ約10メートルの絶壁。晴天の日には北方海上約23キロメートルの鹿児島県の与論島をのぞむことができる。突...
へ‐なみ【辺波】
岸べに打ち寄せる波。へつなみ。「沖つ波—立つとも我(わ)が背子がみ舟の泊まり波立ためやも」〈万・二四七〉
へのこ【辺野古】
沖縄県名護市の地名。太平洋に面し、沖合いにはジュゴンが生息する。長閑(のどか)な農村だったが、昭和30年代に米軍基地キャンプ・シュワブが建設され、開発が進んだ。東端の辺野古崎沿岸に、普天間(ふて...
へ‐ろ【辺ろ】
ほとり。あたり。「妹をこそ相(あひ)見に来しか眉引(まよびき)の横山—の猪(しし)なす思へる」〈万・三五三一〉
へん【辺】
1 漠然と、それに近い場所や位置。あたり。付近。「その—を散歩する」 2 漠然とした事柄。「その—の事情はわからない」 3 およその程度。くらい。「その—で勘弁しろ」 4 はて。限り。「一望、—...
へん【辺〔邊〕】
[音]ヘン(呉)(漢) [訓]あたり べ へ ほとり [学習漢字]4年 〈ヘン〉 1 中央から隔たった所。国境。果て。「辺境・辺塞(へんさい)・辺地/広大無辺」 2 ある物を中心としてその付近...
へん‐かい【辺海】
1 陸地の近くの海。近辺の海。近海。 2 遠い所の海。国土のはての海。
へん‐がい【辺涯】
遠いはて。辺際。