せ‐がえし【背返し】
古い着物を縫いなおすとき、前身頃(みごろ)の縫い込みを背の方へまわすこと。
センター‐がえし【センター返し】
野球で、ボールをセンター(外野の中央部)方向に打ち返すこと。また、その打球。
そめ‐かえし【染(め)返し】
染め返すこと。また、そのもの。染め直し。「兄のお下がりの—」
たけ‐がえし【竹返し】
伝承的な子供の遊びの一。長さ15センチ、幅2センチほどの竹べら数本を上に投げて手の甲で受け、そのまま滑り落として全部を表か裏かにそろえることを競う。竹なんご、六歌仙などともいう。
だるま‐がえし【達磨返し】
女性の髪形の一。髪の先をひねって鬢(びん)の裏側に入れ簪(かんざし)で止めたもの。江戸末期から明治にかけ、下町の伝法肌(でんぽうはだ)の年増が多く結った。
だん‐がえし【段返し】
地歌・箏曲(そうきょく)の合奏法の一。段合わせで合奏したあと、受け持ちを交換して、ふたたび段合わせを行うこと。
ちゃだい‐がえし【茶代返し】
茶代のお返しとして渡す品物。
ちゃぶだい‐がえし【卓袱台返し】
1 (腹を立てた者が、食事の途中で)ちゃぶ台をひっくり返すこと。 2 (1から)準備の整った、また、順調に進行している物事に介入して、振り出しに戻してしまうこと。
ちゅうごく‐おおがえし【中国大返し】
天正10年(1582)に織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変の後、羽柴秀吉がとった一連の軍事行動。備中高松城で信長の死を知った秀吉は、即座に毛利氏との講和を成立させると、全軍を率いて京都へ向か...
つばめ‐がえし【燕返し】
1 身を急に反転させること。また、急にもとの状態に戻ること。「その瞬間—に、…冷刻な驕満な光をその眸から射出したので」〈有島・或る女〉 2 ある方向に振った刀のきっ先を、急に反転させて相手を斬る...