ふき‐かえし【吹(き)返し】
1 風が向きを変えて、今までと反対の方から吹くこと。また、その風。 2 《「ふきがえし」とも》兜(かぶと)の部分の名。錏(しころ)の両端が眉庇(まびさし)の左右に耳のように出て後方へ反っている所...
ふで‐がえし【筆返し】
違い棚の上板や文台・机などの端に、筆などが転がり落ちないように取り付けた木。
フライ‐がえし【フライ返し】
《「フライかえし」とも》フライパンなどで加熱中の食材を裏返したり、炒め物をかき混ぜたりする調理器具。ターナー。
ぶり‐かえし【ぶり返し】
ぶり返すこと。特に、病気が再び悪くなること。「風邪の—」
ほお‐がえし【頰返し】
口にほおばったものを舌で回してかむこと。「ホッホッと—に困(こう)じながらも、がつがつと喰う様の」〈二葉亭・小按摩〉
ほんせん‐がえし【本銭返し】
中世から近世にかけて行われた、買い戻し権留保付き不動産売買。一定年期の条件がつく場合も含めて、いったん売った不動産を買い戻すことができた。本物(ほんもつ)返し。本銀返し。
まき‐かえし【巻(き)返し/捲き返し】
1 劣勢から、態勢を立て直して反撃すること。「—をはかる」「—に出る」 2 小枠などに巻いてある糸を、さらに他の小枠に巻きとってその張りの力を一定させること。 3 巻棒に巻いた織物を他の巻棒に移...
まくら‐がえし【枕返し】
1 枕の向きを変えること。特に、人が死んだとき、北枕に変えること。 2 木枕を多く重ねて手でささげ、自由にもてあそぶ曲芸。
まぜっ‐かえし【混ぜっ返し/雑ぜっ返し】
まぜっかえすこと。特に、わきから口出しをして人の話を混乱させること。まぜかえし。「—を言う」
み‐かえし【見返し】
1 書物の表紙と本文との間にあって、両者の接着を補強する2ページ大の紙。一方は表紙の内側に貼りつけ、もう一方は「遊び」といって、本文に接する。 2 和装本で、表(おもて)表紙の裏にはる紙または布...