にげ【逃げ】
逃げること。「—の一手」「勝ち—」
にげ‐あし【逃(げ)足】
逃げようとする足つき。また、逃げる速さ。「—が速い」
にげ‐おく・れる【逃(げ)遅れる】
[動ラ下一][文]にげおく・る[ラ下二]逃げるのが遅れる。逃げそこなう。「火災で—・れる」
にげ‐きず【逃げ傷/逃げ疵】
逃げるときに背後から受けた傷。うしろきず。「人より先に逃げ、うろたへて—をしたたかに蒙り」〈仮・浮世物語・三〉
にげ‐ぐち【逃(げ)口】
《「にげくち」とも》 1 外へ逃げるための出口。 2 言いのがれ。逃げ口上。「いいえ、そんな—は聞ません」〈逍遥・当世書生気質〉
にげ‐ち・る【逃(げ)散る】
[動ラ五(四)]逃げてちりぢりになる。散らばって逃げる。「音に驚いて集まっていた魚が—・る」
にげ‐とお・す【逃(げ)通す】
[動サ五(四)]最後まで追いつかれずにうまく逃げる。逃げ切る。
にげ‐ど【逃げ所】
逃げる場所。逃げ場。「どうにもこうにも—がありませぬ」〈円朝・真景累ヶ淵〉
にげ‐の・びる【逃(げ)延びる】
[動バ上一][文]にげの・ぶ[バ上二]捕らえられないで遠くへ逃げる。ある場所まで無事に逃げる。「戦火から—・びる」
にげ‐まわ・る【逃(げ)回る】
[動ラ五(四)]つかまらないようにあちこち逃げる。「国中を—・る」