おさ・える【押(さ)える/抑える】
[動ア下一][文]おさ・ふ[ハ下二] 1 ㋐物が動かないように、押しつけて力を加える。「手で着物の裾を—・える」「文鎮で紙を—・える」 ㋑出入り口に手などを押し当てておおう。「傷口を—・える」「...
おし・い【惜しい】
[形][文]を・し[シク] 1 大切なものを失いたくない。むだにすることが忍びない。もったいない。「—・い人物を失った」「時間が—・い」「名残が—・い」 2 もう少しのところで実現されずに終わっ...
おじ・ける【怖ける】
[動カ下一][文]おぢ・く[カ下二]怖がってびくびくする。恐れてしりごみする。「爆音に—・けて逃げる」
おち‐あし【落ち足】
1 戦いに負けて逃げ落ちていくこと。また、その時。敗走。「一ノ谷の—屋島の—にも爰にては次信、かしこにては忠信と名乗って」〈幸若・屋島軍〉 2 川の水が引くこと。また、その時。「水の—をやまつべ...
おち‐う・す【落ち失す】
[動サ下二]戦いに負けて逃亡する。「其の勢みな—・せて、只主従二騎になり給ふ」〈平家・九〉
おち‐かた【落(ち)方】
1 落ちるときの状態。落ちぐあい。「—がうまく木にひっかかった」 2 花などが終わろうとするころ。落ちはじめるころ。「御前の梅は…すこし—になりたれど、なほをかしきに」〈枕・八三〉 3 逃げる機...
おち‐の・びる【落(ち)延びる】
[動バ上一][文]おちの・ぶ[バ上二]遠くまで逃げてゆく。逃げおおせる。「追っ手から無事—・びる」
おち‐むしゃ【落(ち)武者】
戦いに負けて逃げてゆく武者。
おちゅうど【落人】
《「おちびと」の音変化》 戦に負け、人目を避けて逃げていく人。「平家の—」 歌舞伎舞踊「道行旅路の花聟(はなむこ)」の通称。
おち‐ゆ・く【落(ち)行く】
[動カ五(四)] 1 遠くへ逃げていく。「最果ての地に—・く」 2 結局は、そこに行き着く。帰着する。「いろいろ意見はあるが—・く先は一つだ」 3 落ちぶれていく。劣っていく。「—・くけぢめこそ...