べか◦めり
[連語]《推量の助動詞「べし」の連体形に推量の助動詞「めり」の付いた「べかるめり」の音変化形「べかんめり」の撥音無表記》…のようだ。…のはずらしい。→べかなり「例ならぬほととぎすのおとなひにも、...
べき‐ろん【べき論】
《「べき」は助動詞「べし」の連体形》義務を果たすこと、理想を実現しなければならないことなどを強く主張する論調。「そうするべき」「こうあるべき」という言い回しから。
べし
[助動][べから|べく・べかり|べし|べき・べかる|べけれ|○]活用語の終止形、ラ変型活用語は連体形に付く。 1 当然の意を表す。…して当然だ。…のはずだ。「地方路線のいくつかはやがて廃止される...
べらなり
[助動][○|べらに|べらなり|べらなる|べらなれ|○]《推量の助動詞「べし」の語幹「べ」+接尾語「ら」+断定の助動詞「なり」》活用語の終止形、ラ変型活用は連体形に付く。状態の推量を表す。…よう...
ほど【程】
[副助](名詞、名詞的な語、活用語の連体形などに付く) 1 多く、数量を表す語や、「いか(如何)」「どれ」などの語に付いて、おおよその分量・程度を表す。…くらい。「一週間—旅行する」「どれ—眠っ...
まい‐か
[連語]《打消し推量の助動詞「まい」の終止形(連体形)+係助詞「か」》 1 …ないだろうか。「成績が悪くて落ち込んでいるのではある—」 2 相手の意向を尋ね、勧誘・依頼の意を表す。「一服させてく...
まが・う【紛う】
[動ワ五(ハ四)] 1 他のものとよく似ていてとりちがえる。現在では連体形のみが用いられ、一般には「まごう」と発音されることが多い。「海かと—・うばかりの大湖」 2 入り乱れる。「梅の花散り—...
まじ
[助動][まじから|まじく・まじかり|まじ|まじき・まじかる|まじけれ|○]《上代語「ましじ」の音変化》活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用語には連体形に付く。 1 打消しの推量の意を表す。...
まじい
打消し推量の助動詞「まじ」の連体形「まじき」のイ音便。「さては、なんぢにあうては名乗るまじいぞ」〈平家・九〉 [補説]「まじい」は中世語で、連体形だけでなく終止形としても用いられる。
ます
[助動][ませ・ましょ|まし|ます|ます|(ますれ)|ませ・まし]動詞、助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」の連用形に付く。 1 丁寧語として、聞き手に対する敬意を表す。「山登りに行って来...