さち【幸】
1 海や山でとれる食物。獲物。収穫。「海の—、山の—」 2 しあわせ。幸福。さいわい。「—あれと祈る」 3 獲物をとる道具。また、それがもつ霊力。「各(おのおの)—を相易(あひか)へて用ゐむ」〈...
さち‐がえ【幸替へ】
互いに獲物や獲物をとる道具を交換すること。「試(こころみ)に—せむ」〈神代紀・下〉
さつう‐ばこ【茶通箱】
茶道具の一。2種の濃茶(こいちゃ)を同時に客にすすめるときの点前(てまえ)に用いる箱。
さび‐もの【寂物】
茶道で、新規の道具に対して、寂(さび)のある古い道具。わびもの。
サムターン‐まわし【サムターン回し】
錠のわきに穴を空け、そこから器具を入れて錠の内側のつまみ(サムターン)を回して解錠すること。また、そのために用いる道具をいう。
さんじゅう‐だな【三重棚】
茶道具の棚物(たなもの)の一。地板(じいた)の上に棚板が三段に重なったもの。地板に水指(みずさし)、その上の段に棗(なつめ)、その上に柄杓(ひしゃく)・蓋置(ふたおき)を飾る。天板には一輪ざしを...
さん‐たな【三棚】
近世、武家の新婦が婚家に持参する道具の、厨子棚(ずしだな)・黒棚・書棚のこと。化粧道具や書物などを置く。
さん‐だん【三段】
1 三つの段・段階。また、第3の段・段階。 2 歌舞伎の大道具の一。高足の二重舞台に設置する三段の階段。これに赤毛氈(もうせん)をかけ、幕切れに舞台前に押し出し、役者がこの上で見得を切るのに用いる。
さんだん‐かざり【三段飾り】
上段に内裏雛、中段に三人官女、下段に道具類を飾った雛飾り。
さん‐とく【三徳】
1 人、または君主として守るべき三つの徳目。「中庸」で説かれた、智・仁・勇など。 2 仏語。 ㋐仏果にそなわる三つの徳。衆生に恵みを与える恩徳、煩悩(ぼんのう)を断ち切る断徳、智慧をもって平等に...