こ‐だんな【小旦那】
その家の主人を大旦那とよぶのに対し、その子を敬ってよぶ語。若旦那。
コーチ‐シナ【交趾支那】
《Cochin-China》ベトナム南部、メコン川下流地方のこと。ヨーロッパによる旧称。
しきしゃまな【式叉摩那】
《(梵)śikṣamāṇāの音写》尼僧のうち、沙弥尼(しゃみに)から比丘尼(びくに)に至る間、2か年間の修行中の者。学法女。正学女。
しな【支那】
《王朝名の秦(しん)が西方に伝わりそれが変化したものという》外国人の中国に対する古い呼び名。
しゃな【遮那/舎那】
「毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)」の略。 [補説]顕教では「舎那」、密教では「遮那」と表す。
じっぽう‐だんな【十方旦那/十方檀那】
1 あちこちの檀家。方々の施主。「勧進帳をささげて、—をすすめありきける程に」〈平家・五〉 2 方々の得意先。顧客。「十六年このかた、—の機嫌を取り」〈浄・宵庚申〉
せつな【刹那】
《(梵)kṣaṇaの音写》 1 仏語。時間の最小単位。1回指を弾く間に60あるいは65の刹那があるとされる。 2 きわめて短い時間。瞬間。「—の快楽に酔う」「衝突した—に気を失う」「—的な生き方」
ぜんな【禅那】
《(梵)dhyānaの音写。定(じょう)・静慮(じょうりょ)などと訳す》禅。禅定(ぜんじょう)。
だい‐だんな【大檀那】
「おおだんな1」に同じ。「あらありがたの—」〈伎・勧進帳〉
だんな【檀那/旦那】
《(梵)dānaの音写》 1 ほどこし。布施。転じて、布施をする人。檀越(だんおつ)。檀家。 2 商家の奉公人などが男の主人を敬っていう語。「店の大—」 3 商人が男の得意客を、また役者や芸人が...