もらい【貰い】
1 もらうこと。また、その金や品物。特に客からもらう祝儀。「あわてる乞食(こじき)は—が少ない」「一座敷で一本が自分の—になるので」〈康成・雪国〉 2 けんかや口論などの決着がつきにくいとき、間...
もら・う【貰う】
[動ワ五(ハ四)] 1 贈られたり頼んだりして受け取り、自分のものとする。「金を—・う」「便りを—・う」「賞を—・う」「元気を—・う」「勇気を—・う」 2 頼んで手に入れる。得る。「許可を—・う...
もん‐づくし【紋尽(く)し】
1 絵や図柄として、種々の紋柄を描いたもの。 2 遊女の紋を描いて、遊里の案内とした書物。
や‐うち【家内】
1 家のなか。「三階建の、—が広いだけ一層寂しく」〈里見弴・大道無門〉 2 一つ家に住んでいる人。家族の者。また、親類の者。「—残らず女郎はいやがれど」〈浮・五人女・一〉
やかた‐もの【屋形者/館者】
武家屋敷に住む者。また、奉公する者。特に、江戸の遊里で、大名屋敷から通う江戸づめの侍をいう。「—と町者と、遊びの違ひ目あることは雪墨なり」〈ひとりね・上〉
やき‐やき
[副](スル)「やきもき」に同じ。「あんまりおそいんで—していたところへ」〈里見弴・今年竹〉
やく‐しょ【役所】
1 役人が公務を取り扱う所。官公庁。 2 戦陣で、各将士が本拠とする詰所。「己が—に走り入り、火を懸けて腹掻き切って死ににけり」〈太平記・二八〉 3 中世、関所のこと。〈黒本本節用集〉 4 遊里...
やしお‐こ【八汐湖】
栃木県北部にある湖。昭和58年(1983)鬼怒川上流に造られた川治ダムの貯水池。湛水面積22平方キロメートル。葛老(かつろう)山の尾根をはさんで北に五十里湖がある。川治湖。
やせ‐さらぼ・える【痩せさらぼえる】
[動ア下一][文][ハ下一]「やせさらばえる」に同じ。「—・えた良人(おっと)の肩に」〈里見弴・多情仏心〉
やなぎのばんば‐どおり【柳馬場通り】
京都市街地を南北に走る道路の呼び名。北の丸太町通りから南の五条通りに至る。全長約2.3キロ。平安京の万里(までの)小路にあたる。