いつかいち‐かいどう【五日市街道】
東京都杉並区梅里からあきる野市舘谷(たてや)まで、ほぼ東西にのびる道路の呼び名。江戸時代初期、木材や炭などを江戸へ運ぶために整備された。古くは、伊奈道ともよばれていた。
いつか‐がえり【五日帰り】
結婚後、5日目に嫁が里帰りすること。近世の習俗。「—におふくろの異見」〈浮・織留・二〉
い‐つづけ【居続け】
[名](スル) 1 長い間よそに泊まって自宅へ帰らないこと。入りびたり。「時には一週間位—に厄介になる事もあった」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉 2 遊里などで、何日も遊んで家へ帰らないこと。また、...
いで‐あ・う【出で会ふ/出で逢ふ】
[動ハ四] 1 出て人にあう。対面する。「心を破らじとて、祖母(おば)おとど—・ふ」〈源・玉鬘〉 2 偶然に人にあう。出くわす。であう。「そこにて知らぬ男に—・ひ、もの言ふとも」〈紫式部日記〉 ...
暇(いとま)を取(と)・る
主人や夫に願い出て、主従や夫婦の関係を断ち切る。「—・って郷里に帰る」
い‐どころ【居所】
1 いる場所。住まい。住所。いどこ。「—を知らせる」「虫の—が悪い」 2 《すわる場所の意から》尻(しり)。おいど。いしき。「たらひに水を汲みて、—をひたし」〈伽・福富長者〉 3 俳諧で、庭・井...
い‐なか【田舎】
1 都会から離れた地方。「—から町に出てくる」 2 田畑が多く、のどかな所。人家が少なく、静かでへんぴな所。「便利になったとはいっても、まだまだ—だ」 3 生まれ故郷。郷里。父母や祖父母のふるさ...
いなか‐だいじん【田舎大尽】
1 田舎の金持ち。 2 田舎から出てきて、遊里などで豪遊する者。「或は—の珍客、或は一わけありて首尾したる初度の祝儀などは」〈色道大鏡・二〉
いなむら‐が‐さき【稲村ヶ崎】
神奈川県鎌倉市にあり、由比ヶ浜(ゆいがはま)と七里ヶ浜とを分ける岬。新田義貞(にったよしさだ)が太刀を投じて竜神に祈り、干潮を利用して鎌倉に攻め入ったという地。
いぬ‐ばしり【犬走り】
1 《犬が通れるほどの空間の意》築地(ついじ)や城の垣などと溝・堀との間に設けられた通路状の空き地。 2 建物の外壁面を保護するために、その周りの地盤をコンクリートや砂利で固めた所。 3 堤防・...