ばんり‐どうふう【万里同風】
《「漢書」終軍伝から》天下がよく統一されていてはるか遠くの地まで風俗が同じであること。
万里(ばんり)の一条鉄(いちじょうてつ)
《万里の間も一筋の鉄で貫通する意から》俗人が発心して仏道に入るときに求められる堅固な菩提心(ぼだいしん)のたとえ。転じて、物事が絶えることなく続くことのたとえ。
ばんり‐の‐ちょうじょう【万里の長城】
中国本土の北辺に築かれた長大な城壁。春秋時代に斉(せい)・燕(えん)・趙(ちょう)・魏(ぎ)などの諸国が国境に築いたもので、秦の始皇帝が匈奴(きょうど)の侵入を防ぐために燕・趙の長城を用いて万里...
パリ【Paris】
フランス共和国の首都。パリ盆地の中心にあり、セーヌ川が貫流。川中島のシテ島を中心に同心円状に発展し、行政上は20区からなる。中世以来、西ヨーロッパにおける文化・経済・政治の中心をなす。パリコミュ...
パリ‐さい【パリ祭】
7月14日のフランス革命記念日の日本での呼び名。ルネ=クレール監督の映画Quatorze Juillet(7月14日)が「巴里祭」と訳されてから広まった名。
パリにしす【巴里に死す】
芹沢光治良の長編小説。パリで胸を病み、幼い娘を残して客死した女性の手記を通じ、夫婦の愛とは何かを問う。昭和17年(1942)「婦人公論」誌に連載、単行本は昭和18年(1943)刊行。昭和27年(...
パリのやねのした【巴里の屋根の下】
《(フランス)Sous les toits de Paris》フランスの映画。1930作。クレール監督による初のトーキー作品で、三角関係の恋愛物語。同名の主題歌もヒットした。
ひと‐ざと【人里】
村落など、人の集まり住んでいる所。「—離れた山奥」
ひゃくさんじゅう‐り【百三十里】
江戸から京・大坂までの大体の里数。また、東海道のこと。「—を家にし、江戸、大坂を広う狭うする亀屋」〈浄・冥途の飛脚〉
ひゃくにじゅう‐り【百二十里】
江戸から京都までの大体の里数。また、東海道のこと。「小万、小女郎、小よしとて—の名取りども」〈浄・丹波与作〉