コーチ‐やき【交趾焼】
明代後期に中国南部で作られた三彩陶器。純粋の三彩と、文様を粘土の細い線で縁どり、その内外に釉(うわぐすり)を充塡(じゅうてん)したものとがある。茶人の間で特にその香合が珍重された。交趾から舶載さ...
ご‐きょう【五経】
儒教の経典として最も尊重される五つの経書。「易経」「詩経」「書経」「礼記(らいき)」「春秋」。→四書
ごしゅ‐せん【五銖銭】
中国の前漢、武帝の時代に鋳造された銅銭。重さ5銖(約3グラム)で、表面に「五銖」の文字がある。以後、隋時代まで用いられた。
ごしょ‐まる【御所丸】
高麗(こうらい)茶碗の一。初め島津義弘が御用船の御所丸で持ち帰ったところからの名で、慶長(1596〜1615)のころ日本からの注文で作られたといわれる。特に黒い刷毛目(はけめ)文のものは茶人に珍...
さい【犀】
奇蹄(きてい)目サイ科の哺乳類の総称。陸上では象に次ぐ巨獣で、皮膚は厚く、毛はほとんどない。鼻先にある1本または2本の角は皮膚が角質化したもので、漢方では珍重される。南アジア・東南アジア・アフリ...
さい‐はん【再犯】
1 再び罪を犯すこと。 2 懲役に処せられた者が、その執行を終わり、または執行の免除のあった日から5年以内に罪を犯し、有期懲役に処せられること。刑が加重される。→初犯 →累犯
さお‐ばかり【竿秤/棹秤】
秤の一。竿の一端にはかる物をのせる皿または引っかける鉤(かぎ)を垂らし、その近くにつけた下げ緒をつまみ上げて支点とし、竿が水平になるまで分銅の位置を動かして重さをはかる。
さん‐の‐ま【三の間】
1 昔、貴族の邸宅で、奥女中のいた部屋。 2 宇治川にかかる宇治橋の西詰めから第2と第3の橋脚の間。ここでくんだ水は茶の湯によいとされ茶人に珍重された。
サーモバリック【thermobaric】
《ギリシャ語で「熱い」を意味するthermosと「重さ、圧力」を意味するbarosを合わせた造語》温度と圧力が比例して変化することなどを意味する語。例えば、海水の中を周囲より低温の水塊が沈降して...
し【錙】
古代中国の重さの単位。六銖(ろくしゅ)の重さ。一説に6両、または8両とも。→錙銖(ししゅ)