とじ‐あわ・せる【綴じ合(わ)せる】
[動サ下一][文]とぢあは・す[サ下二]重ねて一つに綴じる。「書類を—・せる」
取(と)っても付(つ)かぬ
まったく寄せつけようとしない。そっけない。「—挨拶に、重ねて返す詞(ことば)なく」〈浄・二つ腹帯〉
とつ‐とつ【咄咄】
《「とつ」を重ねていう語》 [副]驚いたりくやしがったりするさま。またそのために舌打ちをしたり声を発したりするさま。「—、何等の悲痛なる話ぞや」〈独歩・欺かざるの記〉
[形動タリ]
に同じ。...
とりけし‐せん【取(り)消し線】
文字などを取り消すために引く線。日本語の場合、ふつう文字に重ねて1〜3本の線を引く。打ち消し線。
どれ‐どれ【何れ何れ】
[代]《代名詞「どれ」を重ねて強めた語》 1 不特定の事物をさす。「—と言ってもらえば、それをお出しします」 2 (「どれどれも」の形で)すべての者。みんな。「—もことのほか成人いたして」〈狂...
なお‐なお【尚尚/猶猶】
《「なお」を重ねて強めた語》 [副] 1 ますます。さらに。「—努力が求められる」 2 まだやはり。依然として。「—も康頼を恋しと思しめされん時は」〈延慶本平家・一末〉
[接]手紙文などの最...
ながし‐ずき【流し漉き】
手漉き和紙の漉き方の一。ねりとよぶ植物性粘液を混ぜた紙料液を、ばね式につるしてある漉き桁(げた)の中へ手前からすくい入れ、揺り動かして繊維の絡みをよくし、向こう側へ余分な水を流し、これを数回繰り...
なで‐うし【撫で牛】
伏した牛の形に作った素焼きまたは木彫りの置物。商家などで、なでて吉事を祈る。吉事のたびに、下に布団を重ねて敷いた。
ななつ‐ぶとん【七つ布団】
道中馬に布団を7枚重ねて敷いて乗ること。また、その布団。ぜいたくを尽くすたとえ。「三匹そろへて—を白縮緬(ちりめん)にしめかけ」〈浮・一代男・五〉
な・れる【慣れる/馴れる】
[動ラ下一][文]な・る[ラ下二] 1 その状態に長く置かれたり、たびたびそれを経験したりして、違和感がなくなる。通常のこととして受け入れられるようになる。「その土地の気候に—・れる」「移動する...