の‐ぶき【野蕗】
キク科の多年草。山地の木陰などの湿地に自生。高さ約50センチ。葉はフキに似るが、小さい。夏から秋、白い小花を円錐状につける。果実には粘りけがあり、他に付着する。
の‐ぶし【野伏/野臥】
1 山野に寝起きして修行する僧。山伏。 2 (「野武士」とも書く)中世、山野に隠れて、追いはぎや強盗などを働いた武装農民集団。のぶせり。 3 合戦に先だち小人数で攻撃をしかけること。「—ヲカクル...
の‐ぶすま【野衾/野臥間】
1 たたいた小鳥の肉と鯛(たい)の身を湯に通し、薄くそいだアワビとともにたまりで煮て、袋状になるアワビに肉が包まれるようにした料理。 2 ムササビの別名。
の‐ぶせり【野伏せり/野臥せり】
1 「のぶし(野伏)2」に同じ。 2 「のぶし(野伏)4」に同じ。「—の乞食まで片端に責め問へども」〈浄・蘆屋道満〉
の‐ぶたい【野舞台】
全国の農村にあり、歌舞伎や人形浄瑠璃などを上演する舞台。農村舞台。
の‐ぶち【野縁】
天井裏などの隠れている部分に用いる細長い材。
の‐ぶと・い【野太い/篦太い】
[形][文]のぶと・し[ク] 1 神経が太いさま。大胆不敵であるさま。ずぶとい。「—・いやつ」 2 声が太いさま。「—・い声」 [派生]のぶとさ[名]
の‐ぶどう【野葡萄】
ブドウ科の落葉性の蔓植物(つるしょくぶつ)。山地に自生。葉は広卵形で三つから五つに裂けていて、葉と対生して巻きひげが出る。夏、緑色の小花を多数つける。実は球形で、白・紫・青色などに変わり、大部分...
のぶどうをつむ【野ぶどうを摘む】
中沢けいの短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品集は昭和56年(1981)刊行。
の‐ぶろ【野風呂】
「野天風呂(のてんぶろ)」に同じ。