けしょう‐の‐いた【化粧の板】
鎧(よろい)の札(さね)と金具廻(かなぐまわり)をとじつけた上を飾る、染め革で包んだ細い横板。けしょういた。
ケレン
《(ドイツ)Kernstützeから》鋳造に際し、鋳型の中子(なかご)を支える副え木を補強する金具。
こ【鉤】
《「こう(鉤)」の音変化》巻き上げた御簾(みす)を掛けておくかぎ形の金具。「御簾の帽額(もかう)、総角(あげまき)などにあげたる—のきはやかなるも」〈枕・二〇一〉
こがねづくり‐の‐たち【黄金作りの太刀】
太刀の金具を金銅づくりにしたもの。
こくしつ‐の‐たち【黒漆の太刀】
柄(つか)・鞘(さや)から金具に至るまで、すべて黒漆塗りにした太刀。武家や寺院の僧兵たちに多く用いられた。
こころ‐ば【心葉】
1 心ばえ。心。「人知れぬ我が—にあらねどもかきあつめても物をこそ思へ」〈和泉式部続集〉 2 綾絹の四隅や中央に、銀・銅などで作った梅花や松の枝などの形をつけ、組紐(くみひも)で飾ったもの。香壺...
こし【腰】
[名] 1 人体で、骨盤のある部分。脊椎が骨盤とつながっている部分で、上半身を屈曲・回転できるところ。腰部(ようぶ)。「—が曲がる」「—をおろす」 2 裳(も)や袴(はかま)などの1にあたる部...
こそ・げる【刮げる】
[動ガ下一][文]こそ・ぐ[ガ下二] 1 物の表面を削る。付着物を削り落とす。「金具の錆(さび)を—・げる」 2 髪やひげをそる。「夫婦は頭—・げて、諸国行脚の身となりぬ」〈浮・万金丹・一〉
こ‐て【籠手/小手】
1 弓を射るとき、左のひじを保護するために掛ける革製の覆い。弓籠手(ゆごて)。手纏(たまき)。 2 鎧(よろい)の付属具で、肩先から腕を覆うもの。袋状の布地に鉄金具や鎖をとじつけてある。 3 剣...
ごしゅでん‐もん【御守殿門】
御守殿の住居の門。黒金具を用いた朱塗りの門で、左右には唐破風(からはふ)造りの番所がある。