いっ‐こう【一口】
1 一つの口。同じ口。また、一人の人。いっく。 2 刀剣や口のあいている器物の一つ。「蝋塗の晃(きら)めく—の短刀なり」〈紅葉・金色夜叉〉 3 同じように口をそろえて言うこと。「お家の柱をかぶり...
いっこう‐さんぞん【一光三尊】
中尊と両脇侍(きょうじ)の三尊仏が一つの舟形光背を負う仏像の形式。法隆寺金堂釈迦三尊像などにみられる。
いっこく‐せんきん【一刻千金】
《蘇軾「春夜詩」の「春宵一刻値千金」から》わずかな時間が千金にも相当するということ。楽しい時や貴重な時が過ぎやすいのを惜しんでいう語。
いっさんか‐なまり【一酸化鉛】
黄色または赤色の鉛の酸化物。酸にもアルカリにも溶ける。融解した鉛に空気を吹き込むか、硝酸鉛などを熱分解して作ったものは黄色で、金密陀(きんみつだ)とよばれ、これを融解して冷却したものは橙赤色で、...
いっ‐しゅ【一朱】
1 貨幣・重さなどの単位。→銖(しゅ) 2 「一朱金」の略。 3 「一朱銀」の略。
いっしゅ‐きん【一朱金】
江戸時代の金貨の一。形は正方形。1両の16分の1にあたる。文政一朱金。→両3
いっ‐せん【一銭】
1 貨幣の単位。→銭 2 わずかな金額。「—にもならない仕事」「—を笑う者は—に泣く」 3 一文(いちもん)、また一文銭のこと。 4 「一銭剃(ぞ)り」の略。
いっせん‐ぞり【一銭剃り】
《代金が1銭(1文)だったところから》近世初期、道端などで店を構えて商売をした髪結い。一文剃り。
一銭(いっせん)を笑(わら)う者(もの)は一銭(いっせん)に泣(な)く
わずかな金額だといって軽視する者は、そのわずかな金額に困ることになる。たとえわずかな金でも軽んじてはいけないという戒め。一円を笑う者は一円に泣く。
いったい‐かぜい【一体課税】
預貯金や株式、債券、投資信託、保険などの金融取引によって生じる利益や損益を相殺した後の所得に課税すること。預貯金を投資に向けさせる意図がある。