くち‐ぎん【口銀】
1 銀納による口永(くちえい)。 2 江戸時代、売買などの手数料として支払う銀貨。
けい‐ぎん【軽銀】
アルミニウムのこと。
けいちょう‐ぎん【慶長銀】
慶長6年(1601)から江戸幕府が発行した慶長丁銀および慶長豆板銀の総称。
げん‐ぎん【現銀】
手持ちのかね。現金。近世、通貨として銀貨を主に使った上方でいう。「万(よろづ)—売りに、掛け値なしと相定め」〈浮・永代蔵・一〉
げんぶん‐きんぎん【元文金銀】
江戸幕府が元文元年(1736)から発行した金貨と銀貨。裏面に「文」の字の極印があり、文字(ぶんじ)金銀ともいう。古文字金銀。真文字金銀。
げんぽう‐ぎん【元宝銀】
馬蹄銀(ばていぎん)の異称。
げんろく‐ぎん【元禄銀】
元禄8年(1695)に江戸幕府が改鋳した銀貨。元禄丁銀・元禄豆板銀の総称。「元」の字の極印があるので元字銀ともいう。
こう‐ぎん【工銀】
工事に従事した労働者に支払う賃金。工銭。工賃。
こう‐ぎん【興銀】
「日本興業銀行」の略。
こ‐きんぎん【古金銀】
江戸中期以降、また明治時代に、その時点以前に通用した金貨・銀貨の総称。