じょうち‐じ【浄智寺】
神奈川県鎌倉市山ノ内にある臨済宗円覚寺派の寺。山号は金峰山。弘安6年(1283)北条宗政の三回忌に建立。開山は兀庵普寧(ごったんふねい)・大休正念・南州宏海。鎌倉五山の第四位。
じょうど‐じ【浄土寺】
広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派の大本山。山号は転法輪山。聖徳太子の創建と伝える。徳治元年(1306)西大寺の定証が中興、江戸中期から真言宗となる。本堂・多宝塔は国宝。
兵庫県小野市にある高...
じょうなんじ‐まつり【城南寺祭】
昔、城南寺で行われた祭礼。平安末期から鎌倉初期には盛大に行われ、競(くら)べ馬なども催された。のち、寺は荒廃し、祭りは真幡寸(まはたき)神社(現在の城南宮)の城南宮神幸祭として受け継がれた。城南...
じょうみょう‐じ【浄妙寺】
神奈川県鎌倉市にある臨済宗建長寺派の寺。山号は稲荷山。開創は文治4年(1188)、開基は足利義兼、開山は退耕行勇。鎌倉五山の第五位。初め極楽寺と称し、密教寺院であったが、正嘉年間(1257〜12...
じんご‐じ【神護寺】
京都市右京区にある高野山真言宗の別格本山。山号は高雄山。創立年代は未詳であるが、空海が真言道場とした高雄山寺に、河内(かわち)にある和気氏の氏寺神願寺を天長元年(824)に合併し、神護国祚(じ...
じんむ‐じ【神武寺】
神奈川県逗子(ずし)市にある天台宗の寺。山号は医王山。神亀年間(724〜729)行基の創建と伝える。中興は円仁。鎌倉将軍源氏3代の信仰を集めた。
すいげんしょう【水原抄】
鎌倉時代の、源氏物語の注釈書。54巻。源光行・親行共著。成立年未詳。原本は伝わらないが、河内(かわち)本の最初の注釈書で、「河海抄」などに一部分が引用されている。
すいぼく‐が【水墨画】
おもに墨の濃淡を利用して描いた絵画。中国唐代中期に始まる。日本には鎌倉時代に伝来し、禅宗文化の興隆に伴って盛んに行われた。すみえ。
すぎはら‐がみ【杉原紙】
播磨(はりま)国杉原谷(兵庫県多可郡多可町)原産の和紙。原料はコウゾで、奉書紙より薄く柔らかい。鎌倉時代以降、慶弔・目録・版画などに用いられ、贈答品としても重宝された。近世には各地から産出。すい...
すぎもと‐でら【杉本寺】
神奈川県鎌倉市にある天台宗の寺。山号は大蔵山。開創は天平6年(734)、開山は行基で、円仁の中興と伝える。坂東三十三所の第1番札所。下馬観音。大蔵観音。杉本観音。