こちょう【胡蝶/蝴蝶】
源氏物語第24帖の巻の名。貴公子たちが求愛する玉鬘(たまかずら)に養父源氏までが懸想するさまを描く。 「胡蝶楽」の略。 謡曲。三番目物。観世・宝生・金剛流。旅僧が梅を見ていると、胡蝶の精が...
こっ‐ぱい【骨灰/粉灰】
[名・形動] 1 細かく打ち砕くこと。粉みじんになること。また、そのさま。「やわな謡(うたい)は断(ちぎ)れて飛ぶじゃよ。…唸(うな)る連中—じゃて」〈鏡花・歌行灯〉 「身を—にして働いた」〈中...
こ‐てい【固定】
[名](スル) 1 一定の位置に止まって動かないこと。また、動かないようにすること。「支柱を—する」「ねじで—する」 2 一定していて変化しないこと。「客が—する」「—給」 3 生物の組織や細胞...
こと‐しげ・し【事繁し】
[形ク] 1 する事が多くて忙しい。「—・き日なれば、えも立ち寄り給はず」〈夜の寝覚・三〉 2 人の口がうるさい。「夏びきのてびきのいとをくりかへし—・くとも絶えむと思ふな」〈古今・恋四〉 3 ...
事(こと)しもあれ
事もあろうに。よりによって。「—、威儀の親王(みこ)をさへせさせ給へりしよ」〈大鏡・師輔〉
ことばのたまのお【詞の玉緒】
江戸中期の語学書。7巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。安永8年(1779)成立。「てにをは紐鏡(ひもかがみ)」の解説書。
こなし【熟し】
1 こなすこと。 2 物を取り扱うこと。処理すること。運用。「着—」 3 からだの動かしかた。「身の—」 4 歌舞伎の舞台で、俳優がせりふなしで演じるしぐさ。「花道で思い入れの—があって」 5 ...
コノスコープ【conoscope】
偏光顕微鏡の集光レンズにより作られた集束光を結晶板に照射した際に生ずる干渉縞を観察する装置。
このは‐ぐつわ【木の葉轡】
くつわの一。立聞(たちぎき)から馬銜(はみ)に続く鏡の形状を木の葉のようにこしらえたもの。杏葉轡(ぎょうようぐつわ)。木の葉銜(ばみ)。
コバルト‐ガラス【cobalt glass】
青色着色剤として酸化コバルトを使った色ガラス。装飾品やフィルター、高温作業用の保護眼鏡などに用いられる。